2020年01月21日

亡き才人

ランディ・ニューマン曲、ニルソンも下記アルバムでカヴァーしていた "livin' without you"。非常に内省的な名曲。それを日本でも武蔵野タンポポ団が歌っていた。タンポポ団のライヴLP収録だったがそれは若林「フランケン」純夫による。
若林による{カヴァー}といままで思っていたが、持っていないLPのそれ_表記は作詞・作曲:若林だそうな。曲名は「朝」。




The milk truck hauls the sun up
And the paper hits the door
The subway shakes my floor
And I think about you
Time to face the dawning gray
Of another lonely day

Baby, it's so hard living without you
It's so hard, baby it's so hard
Baby, it's so hard living without you


牛乳屋が朝を はこんできて
新聞は 僕の戸をたたく
地下鉄は 僕の床をゆすり
そんなとき僕はきみを思い出す
退屈な一日が またはじまる
僕は今一人
つらいんだ つらいんだ
僕は今 一人で生きている


「訳詞」なんだが…。ニューマンもニルソンもピアノ弾き語りでスローテンポだがタンポポ団=若林はメジャー・キーのカントリー・ブルース調。メロディは…どうだ? 違うか? 下敷きにはしているが…微妙。
これでオリジナルはかなり疑問ではあるけれど、パクリとは違うと思える。許諾だ何だのでカヴァーとするほうが繁雑になるのであえて自作で通したのかも。隠す意図もなく「そう、ニューマンのいい曲だよねぇ、こんな風に日本語で歌うのも悪くないでしょ?」とフランケン氏は言いたかったか。
+
フーテン然としていた吉祥寺一派では唯一オシャレだったフランケンさん。大袈裟に言えば「渋谷系オシャレの祖」(吉祥寺で呑んでも渋谷へ帰っていったと聞いたことがある、渋谷の人)。音楽センスも抜群だった。斉藤哲夫さんと話をしたときに聞いたこと_ザ・バンドの "the weight" も日本語で歌っていたという。(聴きたかった!)
http://www.sakatomi.com/iFrame_4/19_saitotetuo_1.html

ハルイチ(春一番)ライヴ盤に収録されていたオリジナルが素晴らしい、「雪の月光写真師」。こんな名曲はちょっと無い。70年代Tokyo Rockの「冬の歌」は個人的にははちみつぱいの「大寒町」とこれで決まり。
https://youtu.be/hXaHV2ymQQc
https://youtu.be/lUjIZnX1Hw4
+
あまり人に知られなかった才人フランケン氏。知る者もタンポポ団だけだろう。その次にバンドを結成したことは…オフィシャル音源を残すことなく解散したからなあ。タンポポ団から流れで、山本コータローと組んだ。少年探偵団という。日本カントリーロッキン・ギターのトップに立つ徳武トクちゃんが初めて人前に出たのはこのバンドだった。「センチメンタル・アフタヌーン」「君の靴に口づけを」というオリジナル曲があった。とくに後者は正調フランケン節で「月光写真師」に勝るとも劣らない名曲。これ、こんど自分で録ってみよう。


posted by denny-0980 at 21:34| Comment(0) | Assorted | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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