2019年11月23日

Kitty Mama

UTで昔の和ロック音源を聴いていたら、やっぱり面白い。
まずは The M _エム。この後にイエローとなる垂水兄弟とゴダイゴの浅野がいたことで知られるバンドだけど僕は観たことなかった。LPが1枚出たことも覚えているが聴いてない。そのライヴ音源は当時に漠然と持っていた印象と随分と違っていた。驚いたのはマロをカヴァーしていたこと。唯一ヒットの "suavecito”。次はニール・ヤングの "southern man" とは。どちらも上手い! ハモりもしっかりしている。こういうバンドだったっけ。でネチると、数年前に往時ライヴ音源が2枚、CDで出てますな。曲だけをなぞればソウル/ブルース/スタンダードからFree まで何でもアリだね。はっきり分かりました_実力派のハコバンと。あちこちのハコで、客層に合わせてなんでもやれる、受ける技を持っていた…のだろうと。70年代初期、はっぴいえんどが出てきた頃ではあったがまだまだコピー(カヴァー)全盛、オリジナルは二の次だったことが知れる。それでも72年のライヴですでに「国旗はためく下に」はやっていたのか。イエローの代表曲だがエム時代曲でありましたか。カヴァーで、"get out of my life woman"、これはカップスもやっていた。オリジナルのリー・ドーシーではなくバターフィールド・ブルース・バンドのテイクだろう。当時バターフィールド・バンドとジミヘンの影響、日本のロックに、計り知れなく大きかった様子。
+
キャプテン・ヒロ&スペース・バンド。前も書いたが僕は、ヒロのドラムも声も苦手だがこのバンドだけは好きだった。TVK「ヤング・インパルス」によく出てきたからかな。しかしUTには聴いたことがなかったカヴァーも_バッドフィンガー「嵐の恋」。続いては "little wing" 。これはジミヘンでなくドミノス・テイクの完コピ。芳野藤丸/今井裕/四方義朗…四方のベースは怪しかったが総じてここも実力派。当然藤丸はクラプトンのフレーズを1音漏らさずさらってるわけで。
+
そんななかでの73年渋公でのキャロル音源は、ほんと別格。オリジナル楽曲ばかり。そして、それらが素晴らしいではないか。ジョニー(エーちゃんも)は天才的メロディメイカー。今聴いてもほれぼれする。無理がないメロディライン、琴線に触れるマイナーコード挿入の絶妙さ。
思うに、プレグレでもハードロックでもサイケデリックでもロケンローでも…ジャンルなんてなんでもいいさ。僕にとってはメロディこそがすべて。キャロルは日本でも屈指のメロディバンドだった。おのおののジャンルで秀でたバンドとは、凡百の二番煎じと違うねぇ_エロディの冴えが。Sex Pistols はキャロルと同じ位置にある最高のメロディバンドなんだなこれが。
が、そんなキャロルにもカヴァーが_ライヴ定番だった "good old rock'n'roll" 。
Jo Jo Gunne, Kokomo (_"no particular place to go") など同様にチャック・ベリー曲からのバンド名だろうキャロルだが、これは違う。渋い選曲はミッキー・カーチス押しだったのかもしれない。オリジナルは Cat Mother & The All Night Newsboys 。69年の一発ヒットで全米21位。収録のファーストは中古で何度か見て、買おうかどうか迷ったが…。この盤はジミヘンのプロデュース作として知られるが、実際は何もしていないとか。レコ会社ポリドールとしては多分に「名義借り」したかったのだろう。キャットマザーのオリジナルと云っても過去ロックンロール名曲のメドレー。そこに含まれていたビッグ・ボッパーやバディ・ノックス曲をキャロルのテイクでは省いていた。ノベルティ色を排して自分らに合うところだけで構成していたのだな。




posted by denny-0980 at 14:04| Comment(0) | Assorted | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。