2018年04月15日

マンデルいち推し


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The Ventures / Rock and Roll Forever
日本/東芝音工盤はたぶん唯一のゲイトフォールドなんだが、裏写真は Tokyo Live Pix 。まったく無関係写真を使う無神経さとこれで良しとするところに当時の/今も、日本でのベンチャーズの立ち位置が。



https://youtu.be/Q-o9kHo6lb8
ん?これは…TV番組? それにしちゃ長いな。DVD? よう知らんけど。たぶん直に delete されるんだろうが。
このなかで「ベンチャーズ、メンバーがレコードで弾いているのは最初の1-2枚だけで、その後はすべてスタジオミュージシャンの録音…」という話を山岸潤史からチャーが聞いたという話。15年位前だかにやはりそんなことを書いた本が出て、ベンチャーズ原理主義な方々の反感を買ったてなことがありましたな。BBのバックはレッキング・クルーと知っても誰も怒らないのにノーキーが弾いていないというと反発ってのは…話が違う?
 思うのは、ノーキーは弾く必要が無かっただけ。ノーキーはものすごく上手い人でしょ、それは間違いない。ほぼ同じように弾けるテクはあったが(カントリーリックの名手であって、たしかにジャジーな Caravan のギターは「違うテク」かも)、当時のベンチャーズ4人にとって主戦場はあくまで「ツアー」だから、スタジオ入って録音までやっている意味は無かったのでは。今とはレコードへの観点が違う_あくまで「ツアー向けプロモーション・ツール」がLPでしょ。BBでいえばアル・ジャーディンやデニス・ウィルソンは演奏していないことをまったくネガティヴに思っていなかっただろう、歌さえ歌えば誰も文句ないはずと。俺らはツアーして人前で歌うことが本領と…。
 ベンチャーズはBBよりも年上だったからツアー重視(レコード無視)の考えはずっと続いたと思う。80年代以降の録音がどうだったかは知らないが、少なくともこの「名盤」、72年盤『rock'n'roll forever』だがこれはまちがいなく「メンバー外の録音」_リードを弾くのが当方大の贔屓のハーヴィ・マンデル。マンデルのソロはほとんどを持っているが、人にお勧めできる「マンデルの傑作アルバム」はこの「ベンチャーズ盤」。
と言っても、けしてベンチャーズにダメ出す気はまったくなく、これは紛うことなく「ベンチャーズのアルバム」、それでいい。ただ、思う_ドン・ウィルソンに聞いても「そんなレコードあったか?」と答える気がする。ツアーやっている間にレコ会社がなかば勝手に制作してリリースした盤、かも。US盤裏ジャケに写る「メンバー」はドン&ボブ、メル・テイラーの三人のみ。つまりはギタリスト不在のベンチャーズ≠ノよるレコード。無理に理由付けすればボブがベースとギターを全部やった…だろうか。
United Artists からのレコードで、アート・ディレクションはこの後カメラで有名になるノーマン・シーフ。シーフは南アフリカの出身で、まずアメリカへ来て就いたのがこのUAのデザイン仕事だった。イラストは、これも西海岸のロック・グラフィックのビッグ・ネーム、ジョン・ヴァン・ハマーズヴェルド。
全編、クランチーで小気味よいマンデルのギターが炸裂する傑作。当方、2枚持っているほど好きな盤。
クレジットでは_
musicians : Don Wilson, Mel Taylor, Bob Bogle, with special thanks to Harvey Mandel, Larry Taylor, Dave Carr, and Jackie Kelso / tune research by Martin R. Cerf
メル・テイラーの実弟ラリー・テイラーが、キャンド・ヒートで一緒だったマンデルを誘ったセッション録音であろう。チューン・リサーチとは? 曲もUA側が指定だったのか。何曲かはマンデルが自身ソロ盤でもやっていたから、得意のインスト曲を持ってきたと思える。

(この盤、78年のUS Pickwick リイシューは2曲オミットのクズ盤なので要注意)


posted by denny-0980 at 08:18| Comment(0) | Assorted | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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