2017年11月06日

RIP 佐野邦彦さん

イラストレーター大嶽好徳さんを介して知り合った佐野さんと、M&Mというポップス志向のインディ・レーベルのCDワークを始めたのは1993年だった。下のリンク頁を読んでもらえば分かるが、当時グレーゾーンだった「隣接権CD」…M&Mとその姉妹レーベル A-Side のデザインをかなり好きにやらせてもらった記憶。
まずは『レア・ワークス・オブ・ブライアン・ウィルソン』(M&M mmcd-409)

rareBW.jpg

世にはけして出てこないサーフ/ホット・ロッドの仙人コレクター氏から提供の音源を含め、佐野さんが詳細なライナーノーツも書いた盤。


Vanda 誌上では使っていたんだろうが、当方は佐野さんと絡んで初めて「ソフト・ロック」の言葉を使った/銘打ったCDはこれだったと思う。レーベル写真で埋めたのでライナーノーツはないがコンパイルは佐野さん。

MGO_m&m.jpg

『イエローバルーン』。今見ればオリジナル・ジャケットままでもよかった気がするCD化。五人を切り抜いてバック変えて、文字も描いたんだが…ちょっとうるさい感じだ。ボートラ付けたから変えようという話になったような記憶も。これもM&Mから。ライナーが佐野さん。

THE_YELLOW_BALLOON_THE+YELLOW+BALLOON-546944.jpg

これらM&M(A-Sideのジャケ仕事も)CDでのクレジット。佐野さんは本業が別にあってのこと、なかば「趣味」での音楽ワークだったので臆すること無く本名で通していたが、当方は細々ながらメジャーレーベルのCDもやっていたので名前を出しにくく変名とした(それほどのモンでもないのに、腰が引けていたか)。"Smile-0-Honey" "Pay-O-La design" "Wild Honeymoon studio" …毎回思いつくままに。


VANDA誌のデザイン・ワーク。24号までを担当していたデザイナー氏がなにかの理由で続けられなくなった…かな、25/26号は出版社の営業担当氏に仕事の合間にやってもらっていた。彼がさすがに片手間で続けるはキビシいとなり、佐野さんから依頼されて当方が快諾。さてそこで、それまでが内容はともかくデザイン的にはきびしいモノだった、で…紙質含め一新させてもらった。

vanda_3.png

佐野さんの本懐であるソフト・ロックの、総まとめ本、その改訂版を手伝った。400頁近い本文組みは辛かったが佐野さんから頼りにされたとあらば…。「和物」も続いた。

01soft_rock.jpg

02soft_japan.jpg

そして今春の「ソフト・ロック・ナゲッツ」が久々に佐野さんとの仕事だった…。
http://sakatomi-works.seesaa.net/


++++

ネットでしか入手できないBBのレア音源だとか…珍しい音をR焼きでわざわざ送り届けてくれた佐野さん。長い付き合い、どうもありがとう。佐野さんとの親交があったから他にも音楽書籍もやらせてもらえたし、人とのつながりもできた。Vanda のデザインを気に入ってくれた中山康樹さんからBBムック(河出書房)を一冊任されたり…。いまでもとりあえず仕事が続けていられるのも佐野さんとの出会いのおかげ。
それにしても、佐野さんは悪筆だったんだよなあ。ほとんど暗号みたいで「解読」に苦労させられた。しかしもうあの解読も無しかと思うと寂しいもの…。



posted by denny-0980 at 20:33| Comment(0) | Assorted | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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