2023年11月29日

許諾

レコードコレクターズ』誌、昔はブートに関してしっかり一線引いて載せないようにしていたように思うのだが…いつからか何でもアリの体。
 alive the live というシリーズのライヴ音源CD化。著名どころの過去の名演をばんばん出していて、誌上でレビューを入れている。ほかにも「放送用音源」と銘打ったシリーズはいくつもある。それら、どうなの? オフィシャル…じゃないだろう。ひと昔前に流行った権利期間超え「ハーフオフィシャル」? 限りなくクロに近いグレーの感。
アマゾンが、一切シカトでブートらしい物でも販売していることもあるが、もう bootleg が死語に/意味無くなったのだろうか。
その判別が難しくなった、ほぼ正確に追うのが無理っぽい側面ありかも_「察してくれよ〜」と、アマゾンもレココレも個別チェックは放棄しているのか。「メジャー」レーベルが無くなったとも言えそう。ライノ/チェリーレッド・グループなど、しっかりと音源を買った上で/権利をクリアにしている上質なリイシューレーベルもあれば、メジャー傘下にいくつもインディーでないミニ・レーベルがあったりして…。
ジャクソンブラウンのファースト『same (saturate before using)』が先月LP/CDでリイシューされた。ボートラ無しストレートリイシューで inside recordings から。ブート?_かと思えば、これはJB本人のレーベルであり、現管理元から音源を契約して満足いくリマスターを施した音らしい。
大物たちも個々にレーベルを持つ時代なので余計にややこしいという例。

こちらはちょいと罪重い気がした_ネット見ていたら大量の音楽Tシャツ販売しているサイトが。日本の。ロック/ソウル/ブルース、レーベルロゴ…何でもござれ、大量のアイテムをプリントして衣料販売している。ビーチボーイズのところには Carol Kaye なんてコアな絵柄もあって驚く。サイトのどこにも版権/肖像権許諾の旨は書かれていないが。
ようは海の向こうの小さな会社相手に四の五の言ってくることはなかろう_という腹なんだろう。著作権/肖像権などは親告罪なんだな_被害側が訴訟起こさない限りは逃げ通せるてか。

Alabama州マッスルショールズスタジオのサイトから買った Official T-shirt 。レッチリのTも数年前に_それはユニクロ、さすがにユニクロはオフィシャルライセンスでロックTシリーズを展開していた。


muscle T-shirt.jpg


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2023年11月27日

Screen Gems - Tin Pan Alley

Cover Tune まとめサイトによれば、ディラン名曲 I Shall Be Released _自身が67年に録った音源の初出は10年以上後だったが、ザ・バンドによって世に知れ渡ったこの曲の、そのザ・バンドより3ヶ月前に2枚が出ていたと_ Boz と Marc Ellington
+
どちらもUKシンガー。後者はSSW好きには好盤を出していたことで知られるか。前者だが、キングクリムゾン〜バッドカンパニーなどで知られるベーシストのボズバレルだった。このボズのシングルを first release とサイトはしている。

https://www.youtube.com/watch?v=Qt2AYtXCwnA&t=1s

ボズのバックは…なんとギターはブラックモア。ほぼ第一期パープルがバック。
なぜにこれがザ・バンドより前に…たぶんディランのテープは早々にUKへも渡ったんだな。ほぼ米英で録音が始まったがたまたまUKリリースがザ・バンドに先駆けたか。


ぐるぐる辿ることの始めは実はトッドで。トッドのデビューはご存知 NAZZ 。レーベルはアトランティック傘下アトコ…のまた下で SGC 。これは Screen=Gems, Columbia だからティンパン系列ということだろう。
この SGC というレーベルディスコグラフィをチェックしていて、1枚目はナッズでその数枚あとに The Coven というバンドのシングル、これがディラン・カヴァーだった。で、Coven はミススペルで実際は The Cover というバンドであったらしい。酷い話。




これも68年だからザ・バンドとほぼ一緒のリリース。プロデュースがジェリーゴフィンティンパンアレイも時代の波に乗らざるをえなくなった感。その後のゴフィンのソロ盤も思わせるアーシーな出来。4分半とちょいと長尺でサイケの色もプラス。vanilla fudge風。
こんなレア曲まで_なんでも上がる YouTube。

https://www.youtube.com/watch?v=X0PSU_SI2OQ
B面、作は R. Philip - D. Palmer
これ、スティーリーダンデヴィッドパーマーだろう。この人ももともとNYティンパン関係。キング=ゴフィンが起こした tomorrow からシングルを出した Myddle Class のメンバー。SDにはリードヴォーカルで誘われたが早々に首を切られた、がその後キャロルの共作者としていくつかヒットもあった。

+

キャロルといえば、トッド名曲 I saw the light キャロルへのオマージュとも聞くが、上記のようにナッズ時代はティンパン系レーベルであったトッド。
トッドやパーマー…70年代活躍組の出自にティンパンはやっぱり絡んでいる。



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2023年11月25日

Daryl's House





LFDH は本当に素晴らしいオンラインプログラムであった。Live from Daryl's House
ホール&オーツfame のダリルホールが、私財を投じた音楽番組。ベテランから若手まで、著名ミュージシャンを毎回ゲストに招いての無観客ライヴをビデオ録り、それと毎回クッキング&ディナーを振る舞うお約束(その場でいろいろな音楽談義)。功成り名を遂げたミュージシャンのお手本というか、まあ音楽版ノブレスオブリージュ
さすがにここまでかと…気がつくと終わっていたのはもう何年も前、しかし今月から再開で嬉しい、ダリルは "season two! " と言っている。最新配信のゲストはロバートフリップ!(前々回はスクウィーズグレンティルブルックだ)

そのダリルが、今週来日コンサートやっていたんだね、それもトッドラングレンと。
このポストは今月8日のヴェガス。たぶん同じバンド/同じセットリストで三回の日本公演は終えたことだろう。バンドはLFDHハウスバンド。いわば番組仕様でのワールドツアー。

番組にトッドは既に出ている。その回はダリルズハウスではなくてトッドが住むハワイの家まで遠征しての収録であった。絶景の高台の豪邸トッドハウスであったな。

トッドはソロアクトとしても一流だがプロデュース業のほうが知られる才人_とはいえオーバープロデュースと言われてきたのは元来の凝り性ゆえ仕方ないか。スペクター倣いともみえた。ホール&オーツ盤も…『war babies』1枚だけかな? ブレイク前で成功とはならなかったがプロデュースしていた。お呼びがかかって仕事してもそのミュージシャンとは険悪な仲になることが多かったらしく、2枚3枚と続くアーティストは皆無だったと記憶。
しかしこうしてツアーをやるのだからダリルとの仲は(番組にも出ているくらいだし)良好なままキープしているのだろう。なにしろ「同郷」=ともにフィリー

このポスト、オーディエンス録りで最初のブレでちょっと酔うが直に落ち着くので我慢して観ましょう。のっけの曲…これはい〜ねッ!=i@ヨコヤマケン)_はて?トッドの…どの曲だっけ?としばし考えてしまったが…こりゃ "wait for me" じゃないか。スローアレンジでありトッドが歌う…さもオリジナルのように。この曲がこんなにトッドっぽかったかと再認識。まったくトッドのコード進行じゃないか_というよりも共に染みついたフィリーソウル、なんだなこれは。

ダリルは実際、フィリーソウルの顔=ケニーギャンブルのスタジオ仕事の小間使いから業界入りとも聞く。トッドのソウル好きは自身のアルバムでカヴァーメドレーを入れるほど。
ここでふたりで "Didn't I blow your mind this time?" をやっているのも嬉しいねぇ。フィリーソウルの名グループ、デルフォニクスのヒット。こなた、ギャングル=ハフと並ぶフィリー顔役トムベルの作/プロデュース。当方、G=Hプロデュースも好きだけれどどちらかといえばトムベル派、ベルの甘さがたまらなく好きだった。



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2023年11月24日

まんまとカモフラージュ

CMに同じタレントばかり出てくるのは、ウレテイルたれんとヲ使える我が社ハ一流デアルという想いだろうし、あるいは勝ち馬に乗り≠スい表れともみえる。CMなど最たる冒険の場であろうが、しない。
冠番組持つ芸人のどこが面白い芸なのだろう。が、売れている。「売れる」とは_ン?売れダシタ?/いまブレイク?という空気≠醸したモン勝ちの感。この空気醸成に成功すると一気に人は集まる、そちらへ流れる、我も我も感。大晦日まで見せられそうなあの顔とか…。
その醸成には本人よりもある種の力学つ〜か、ぶっちゃけ事務所の力量と推しの度合い、(新興)宗教なんてのも絡んでそう_邪推か偏見か。
音楽、jポップ。再生何億回やら、聴く側がウレテイルらしいからオサエテオク…思惑どおりに勝ち馬乗りにつきあっているのだから、こういう今時現状に傍から茶々入れるのも大人げないか。
それでもこれはどう?と最近思うところは_左新聞にも書いてあったが自衛隊がいま凄いヨ#ヤ組。右寄り政権への忖度なのか、逆にあっちからの圧力かもとか。まあTV局にもゲーノー事務所にもニッポン会議メンバーやら専属担当者とかいそう。昨今ブレイクとされる迷彩服芸人もなぁ…仕込みの匂い、自衛隊にもこんなポップな女子おりまっせ空気が醸されている。事務所担当者が右派防衛系センセイに耳打ち「新しい企画なんスよ、カモフラ女子芸人。いけますよ、うちのイチ押し…応援、よろしくおねがいします、サイコ〜〜デス!=vなんて。邪推でしょうか。


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2023年11月23日

51 years ago, today_

上記:Special Menu の「A」
別働ブログのポスト

忌野清志郎 の手紙:1972年11月22日
#ヤングインパルス RCサクセション:レギュラー時

https://tvk-impulse.seesaa.net/article/500983739.html



letter-000.jpg



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2023年11月22日

老いるショック!

昨夜、隣町でウクレレ&ギター工房営む知人、彼に紹介してもらったメジャーレコ会社の人と三人呑み。会社員氏だが卓越したブルースギタリストでギグもこなす_三人でコアな音楽話に花が咲いて楽しかった…が、当方、乗って喋っててもつっかかる_名前が出てこない。
マッスルショールズを話していて「ああそれは映画にもなった…」と問われて「いや、それは…え〜と…なにホールだっけ、マッスルショールズは地名でもあるけれどワタシの掘り≠ヘマッスルショールズスタジオだからその…ホールは関係無くて…」と返しながら、名前が全然出てこない。
我が家では、妻との会話で名前紛失時はまず(みうらじゅん倣い)「オイルショック!」と宣言することにしているんだが…居酒屋でいきなりこんな大声を出すわけにいかず_。
一人歩く家路でも考え続け「え〜とジムホール?いやジャズギターじゃねぇし…ジョンホールはオーリアンズだし…」で、「リック・ホール!」とやっと出たからまだましで、呑みの最中にはもう3人ぐらい出なかったそれが誰だったも思い出せぬまま家に着…。
名前もそうだが、一時間と置かずにション便している自分に「ボーコーはどうなっておるのだ!」と悲しくツッコむこともあった_。
楽しき夜のブルーな気分…、嗚呼 OIL-SHOCKKKK!!! ん? Shocking Blue...? Venus??




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2023年11月20日

Pilot UK

最近上がったわけじゃないが見つけてすっかり気に入ったのがこのパイロットのライヴ。
"January" の一発屋ぐらいにしか認識されてないだろう、単純な英ポップバンドと。しかし観ての通りの演奏能力の高さと極上のポップ感覚は「裏10CC」と言いたいほど。というかあちらが「裏パイロット」か。
アランパーソンズがプロデュースしての、George Martin's エア録音だった実力あるバンド(ここで演奏された曲収録盤はロイトーマスベイカー)。10CCのひねくり/捻れはない_確信的ポップを貫いた。ここでのドラマー Stuart Tosh はその10CCへ…(77年サンプラ_初来日で勇んで観に行ったが既にゴドリ&クリーム脱退の5CC…ドラムはトッシュだった)。レスポールとリッケンバッカーの使用でその音像も被るところ。
短期間だがメンバーであったウィリアムライオール、早世したこの人の唯一盤はヒプノシス・ジャケで内容も良いと聞きながらいまだ未聴、チェック要。






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2023年11月16日

any day now...

どうせ文春に「いじめ/パワハラの巣窟でした」と書き立てられ再度謝罪_見えているのになんでこうも隠蔽するかねぇ宝塚、日本企業の変わらぬシクジリ体質。しかし文春…もはや取材力というよりタレコミ力か、ネタあれば文春へとなってそう。
まあジャニーズ…(旧)か、そこにしろ宝塚にしろ日本の芸能は徒弟制度_その世界に入ったらつらい毎日に耐えろ耐えろ、腹括る覚悟たれ、それは変わらないだろうと皆が想像するところよね。どんな理不尽も我慢てか。いわばいまも『越後獅子』_

 今日も今日とて 親方さんに 
 芸がまずいと 叱られて 撥でぶたれて

一朝一夕に変わらない気がするのは、長い歴史というか宗教観でもあるから。神との「契約」を人生の根本にする人ら(神の下での平等性)がいて、私らは念仏やお経の意味すら習うこともない_葬式仏教では結局無宗教でしょ、違う人種。自身の立ち位置が(所属や)上司の位でしか計れない/見てもらえない社会は対等な労使関係は端から否定されているような_。



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2023年11月13日

No Seattle

マリナーズ、いまもnintendoの息はかかってる球団でしょ。現在のメジャー、モントリオールが下りたのでトロントのみが米外だが、マリナーズは半米半日球団の印象が強くてどうもいけない。
イチロー筆頭に日本人が最多在籍チームだろう、「メジャー挑戦」感が薄れるところ。米代理人が日本に来て契約を決めてんじゃないかと思うほど日本の色を感じてしまう_ので、大谷の去就…ここ以外ならどこでもいいのだ。
とて、金満球団でポストシーズン狙うってのもどうかねえ。今年のDバックスしかり、正直故障者がでない運≠ノ恵まれれば大概のチームに勝ち目はある。アストロズのようなしっかりした常勝チーム作りに長けたところは例外として_。
西海岸でもジャイアンツとパドレスは悪くないと思うがどうか。
いまだWS優勝のないブリュワーズのような田舎チームを引っ張り上げる活躍なんてのを本当は見てみたいのだけれど_。山本よ、どうだねウィスコンシン行きは_


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2023年11月10日

新規フォント出来

<無料ダウンロード:商用使用も可>

1001fonts からは45,000ダウンロード近くまで、Fontesk からも含めれば60,000ダウンロードを越えただろう、欧米だけでなくアジア諸国も含まれる。なのに日本では200にもとどいてない様子。
タダほど高いモノはないとか警戒されているのだろうか、それともアルファベット需要が…ないことないと思うのだが…。

“SAKATOMI #free_font " Moscolli "
http://watt05.wixsite.com/sakafon


23moscolli-glyph.png

23moscolli-sample2.png



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2023年11月09日

Champion spark plug

ストーンズ。お疲れさまっス、老体に鞭打ってドMなグリマー兄弟として頑張ってくだされ。
しかし、一番ヤバいはずのケイス師匠(66年の『ミュージックライフ』ではケイス・リチャードと記された人)がミック兄とともに surviveするとは誰が想像したか。
+
正直このバンドにはあまり思い入れなくて。とくに60年代のアルバムは買っていない(聴いては、いる)。兄キの買った「テルミー」とかシングルが2,3枚あっただけ。マニアには怒られるかな、捨て曲多過ぎバンド。スタジオ入ってからキースがリフっぽいの弾いて、それについて皆が音を足していって…最初から人前で演奏する気なさそう曲、発売される頃にはコード進行忘れてそうな感じの…。
70年代、テーラー期がマイ・ストーンズ。曲も魅力も増した感。そこにテーラーのギターが良かった。
+
もともとアメリカ音楽指向_ブルース、ソウル、カントリー入れ込み半端ないのは分かっていたが、YTにある『ベガーズバンクェット』revisited ビデオが面白くて見ていたらこの盤のジャケデザインは Tom Wilkes なのを_知らなかった、意外で。
そういえば60年代からアメリカ行っては(もちろんツアーもプロモーションもあったわけだが)、シカゴのチェススタジオ、ロスのサンセット/ゴールドスターでも_90年代か?東京の東芝のスタジオでも録音していたな、スタジオマニアではあったな。
ロスのゴールドスターなんてのは本人らよりもマネージャだったオールダム、この人はUK No. 1 のスペクター/ブライアン・マニアだからどうしても行きたかったんだろうが_。


トムウィルクスはカモフラージュ・プロダクションとして西海岸のジャケットデザインを随分と…ニールヤング、JB、トムウェイツ、ダンヒル物等々やっていた。つまりは、フェイセズもそうだった_UKのロッカーは60年代から(録音が本国でも)ジャケ制作を相当にアメリカ委託。UKジャケデザインの雄だったヒプノシスですら、アルスチュワート盤『現在過去未来』のように「US盤のみ制作」なんてレコもあったほどにUS志向_結局アメリカ進出してこそ成功ということだったか。ヨシモトか!?目指せ東京進出てか。

『ベガーズバンクェット』は15年以上塩漬けされた後に『便所の落書き』オリジナルジャケになったが、このトイレはハリウッド_ウィルクスが通っていたポルシェの整備工場のよう。便器蓋に Champion のシールがある(点火プラグ)。


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Lindisfarne

◎ヘンリーマックロケのギターを聴きたいが為の7”
◎UKの哀愁マンドリンバンドだがこの両面はすごくいい
◎スペースシンセAORという特異な立ち位置/ ex-Spooky Tooth だがNY育ち


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スペル間違った!_しかしこのB面、サマータイムブルースか思わせるイントロから…やっぱりいなたくなるのがこのバンド。買った記憶がないのでもらいものかなこのシングルは。




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2023年11月08日

キュビスム

昨日、上野の山での『キュビスム展』へ。キュービズム…と口にしてきたので違和感あるがそんなんどうでもいい、良かった_もう1回行くワこりゃ。兎も角西洋絵画ではいっちゃん好きなとこなんでね、中でも好きなファン・グリスの初原画に感激。やっぱりグリスはいい。
レンピッカもあるかと思ったが無し_時代違う? 立体作品に興味ない質なんだがキュビズム的作品は別枠だった、こんなに面白いとは。

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2023年11月05日

フライングピケッツ

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「書割」ジャケット盤に外れ無し_。

85年UK盤4曲EP はUKのアカペラ六人衆盤。グルーヴィンはラスカルズ、sealed with... は誰だっけ…ブライアンハイランド? 最後はラヴィンスプーンフルと、基本カヴァー。アルバム、ライヴ盤だがまだ手元あるだろう…かな、あとで探そう。大きな箱でやれるグループでなくライヴハウスで趣味趣味に。コミカルなところもあるのかライヴ音源ではバカ受けしている。
Yazoo の "only you" が全英ヒットだったような記憶、その12インチもまだ処分してないはずだが。

この盤。A面がなくてB面 (Beside) とC面 (Seaside) という洒落が効いている_「海辺」コンセプト盤。こういう細かいところ、大雑把アメリカンにはまったく通じない。同じ島国なのか日英の一部ではニンマリできるね_






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2023年11月04日

cecil - margouleff

再度cont... で_「マルコム&ボブ」。Malcolm Cecil & Robert Margouleff

いまではすっかりモーグ≠ノなっているがold school 的にはやはりムーグで通したい。ムーグ博士と近しい関係だったボブマーゴーレフ、New Yorker だが、当然理数系機械派。ロンドン生まれでミュージシャンだったマルコムの知識がボブと合体し音楽畑で躍進することとなる。ムーグ・モジュールを巨大化させたシンセサイザー TONTO = the original new timbral orchestra の完成が着火点。TONTO's expanding head band 名義で出した71年盤『Zero Time』が話題となったがそれに食いついたのがスティーヴィーワンダー
ワンダーが結局トントを買い上げたんだろうな、あの時点で。(現在はDEVO のマーザーズボーが所有…のニュースもかなり前だが_)

余人に計り知れぬ音楽の天才のアタマの中は常に音符/音が飛び回っていて逆に苦しいものかもしれない。絶対音感があると雑音騒音の違和感が辛いとも聞くから凡人でよかったような気もする。
ジミヘンやブライアンやスティーヴィーは沸き上がる音をどうにかアウトプットしようと必死だった60年代かも。そのオーバーフローに耐えきれずジミやブライアンはドラッグへ逃げたようにも思える。その意味ではスティーヴィーも危なかったか_が、そこに現れたトントに救われたはず。
トントによってスティーヴィーは溢れる音像の具体化に人の手を借りる必要がなくなる_スタジオを抑えることもミュージシャンに事細かに説明する手間の一切がいらない、自宅スタジオがわりのレディ(Tonto はバケモン的大きさでスティーヴィーは Electric Lady Studio の一室に備え付けて使用)で好きな時に自らの演奏でアウトプット可能になったことはある意味その後の音楽シーンを一変させたとも言える。現在まで続く音楽とテクノロジーの融合に一石を投じたのがマルコム&ボブといえるのではないか_語られぬ裏方 underrated な大物であった二人。一説では二千を超える楽曲をストックしたというワンダー…。
TONTOのオペレーター/エンジニア/ミキサーとして二人がワンダーを支えたのが:

  72 music of my mind
  72 talking book
  73 innervisions
  74 fulfillingness' first finale


ワンダーのワンダー期間、絶頂期といって過言で無い。この4作はロック/ソウル史に残る大傑作(個人的にもどれも外せないが一番は『music of my mind』だねえ)。
驚くべきは無資質はシンセサイザーが実はブラックネス_黒人のGrooveに実によくマッチした(これもワンダーの先進性によるところが大かも)。
マルコム&ボブ参加盤にはマナサス/デイヴメイスン/リトルフィート/ドゥービーズ/エリックカズ/ランディニューマン/ジョーンバエズなどがある_けれども、光るのはやはりブラック盤だった。ミニーの『perfect angel』とシリータ『Syreeta』はともにワンダーの仕切り盤。個人的な一番いい仕事と思っているのはアイズリー兄弟盤で、なかでも『3+3』

https://www.youtube.com/watch?v=vQGSDh0y7nA

蛇足:すべてを自身の演奏に置き換え可能にしたトントと言ったが、ドラムは…これはもともと叩けたワンダー。唯一置き換えられなかったのはギター。これは逆に功を奏した感_その絶頂期盤には、デヴィッドTウォーカー/マイケルセンベロ/マーロヘンダーソンらをレギュラー、ゲストとしてジェフベック/バズフィートン/レイパーカーなど多彩なギターサウンドが華を添えた。




Syreeta & Wonder with Cecil & Margouleff


https://www.youtube.com/watch?v=KUnuStgK5dA

ギター:ハワード"buzz"フィートンの素晴らしいプレイ


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2023年11月03日

Waters / Honey Cone

下cont... コーラス隊、ブラックベリーズではなかった。ネットで調べたらクライディキングと Maxine Willard Waters & Carolyn Willis

この二人であったか…。まずマキシンウィラードは、マキシンウォーターズの名義もあったが多くの手持ち盤でのコーラス仕事。
もともと4人姉妹兄弟_Julia & MaxineとLuther & Oren=女二人男二人で、The Waters 名義で75年からLPリリース。デビュー盤はデヴィッドT/チャックレイニー/John Guerin らをバックに配した Blue Note リリース。姓が Waters だが、ジュリアは結婚してTillman 姓/マキシンは Willard 姓が追加されたからややこしい。兎も角女性ふたりが、基本はロス録音だが東海岸も南部へも出張ってのコーラスワーク、超売れっ子であった。discogs 表記ではジュリアの参加盤は469枚/マキシン428枚_。

キャロリンウィリスとは誰やらと調べたら Honey Cone のひとりだった(三人ガールズ)。
マーサリーヴズ( & The Vandellas)やグラディスホートンを聴く前に_中学時代、最初に好きになった黒人女性シンガーがフレダペインだった。曲は "band of gold" 。次がハニーコーン「希望に燃えて」。前者3位/後者1位だったろう、チャート小僧だった中学時代はヒットこそすべてだったので「白い」チャート=全米ポップチャートでも善戦するブラックアーチストのみを知り得た次第。
フリーダもハニーコーンもモータウンでなく、モータウンと喧嘩別れのH=D=Hが起こした Invictus / Hot Wax からリリース等々の裏事情を知るのは後のことだったが_。

裏事情が分かってから聴き直したらチェアメン・オブ・ザ・ボード100プルーフもこの一派であったことを知る、彼らもポップチャートの常連だったのだ。
ハニーコーンは名曲が多い、そのライターチームにはチェアメンの General Johnson も加わっていた。それとリードヴォーカルを取っていたのがダーリーンラヴの妹というのも驚いたこと_エドナライト



HDH compi.jpg

87年CDか、随分と経ったがこれはよく聴いた_UK Demon からのHDHコンピレーション。
『H-D-H presents the hits of Hot Wax & Invictus Records』

しかしここには収録漏れのこの曲がハニーコーンではベスト_






ソロ盤も買った_癖はあるが大好きだったジェネラルの声! 


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2023年11月01日

モータウン脱けてのマーサ

いや〜ええもん見せてもらえますなあ、YT。
モータウン女声ならばこのマーサリーヴズ、それとグラディスホートンで2トップ。
これは74年のファーストソロ『Martha Reeves』のプロモを兼ねたTVライヴ。この盤、贔屓のマルコム&ボブ(当時のスティーヴィーワンダーの懐刀)参加ということで買ったが豪華バックメンでの素晴らしい盤_なのに…。
ともあれこのステージも素晴らしい。レコにも参加のメンツが揃っている。ドラム/ケルトナーとサックスにジムホーン、ギターはデニスコフィワーワーだ。kbdがジョーサンプルなのも分かるでしょ。でもって、ベースはあのジェイムズジェイマースン。コーラス、右のクライディキングは分かる。あと二人とで Blackberries と思いたいところだが…。コンガはLPからするとKing Errisson か。
コフィは70年代デトロイトモータウンの重要ギタリストなのにファンク兄弟枠にはあまり入れてもらえていない感。
しかしこの時期はエンタメ中心が圧倒的にロスへ集中なんだろうな、コフィ/ジェイマースンらもこちらへ出張ってなんぼという時代か。

それにしてもこのセッションスターらによる演奏、最高のグルーヴというのはもう望めないことかね。プロのなかのプロによる輝き_そこにこのマーサも、素晴らしい。のっけのヴァンモリスン曲からジェイマースンもサンプルも飛ばす。で次の I've got to use my imagination が白眉。オリジナルの前年大ヒット=ナイト&ピップスよりもいい。いや、ナイトピップスがオリジナルではないんだ_アルバムタイトルもこれだったからそのための書き下ろしと思われがちだが違う。
この曲は、マイ追いかけ曲 It's not the spotlight と同様にバリーゴールドバーグ=ジェリーゴフィンの共作。バリーのソロ作のために作った2曲のひとつ。Pipsもカヴァー。(日本に於いては『恋のインディアン人形』へ_りんりんらんらん)
Pipsよりもマーサが先に発表していたら、きっとヒットしただろう_その後が違ったの想いは…タラレバか。




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