
知らなかったキング=ゴフィン曲と書いた "a long way to be happy" だがダーリーンラヴのボツテイクが初出したのが日英のみ発売だった「rare masters」_これのCDを持っていたことに気付く。
オリジナルは76年のアナログで、↓マスターテープ・ジャケで写真を入れている2枚_Phil Spector wall of sound vol. 5 / 6 。2枚で全28曲だったが、CD1枚にするために4曲オミットの24曲盤にした90年頃の日本制作_M&M レーベルのたぶんこれが1枚目。プロモ盤のこれは主宰C氏からもらったんだな。
てなことでM&Mについては前にもちょいと書いたので続けてみます。
当時音楽誌などで叩かれたんだね_このレーベルの盤は隣接権モノで。オフィシャルとブートの間?_黒に近いグレー盤として。さる人の紹介で拙者、このレーベル及び A-Side というふたつに関わった、デザインを結構やったわけで。
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現在でもマニアックなコンピを出すレーベルは世界中に存在する。当たり前だがコンピレーションするのは各々枝分かれするが「その筋」の超マニア達。で、レーベルからの依頼もあるが、マニア自身でレーベルを立ち上げる場合も少なくない。ましてや(現状はすっかり疎くよく分からないが)隣接権が幅を利かせ始めた頃は敷居が低かった。M&M/A Side も東京/大阪のヘヴィーにコアなオールディーズフリーク(ある意味 small circle が存在した)らの協力でコンピ制作した。
いくつかデザインやったが、一番知られるのはこの1枚。
[
Rare works of Brian Wilson/still i dream of you ]
('93 M&M enterprise MMCD-409)
obi copyは「ブライアン・ウィルソンの幻のプロデュース作品や、バックに参加した作品を一挙収録したレア・コレクション!」
思う存分好き勝手にやらせてもらった盤。副題は当時はまだunreleased 、ブートでしか聴けなかった "stil I dream of it" をもじり、レコ番は本来の続き番を無視しBB名曲まま「
409」にしてもらった。
フルカラー36頁に、収録シングルラベル/日本シングルディスコグラディ&写真/ヨーロッパとアメリカでのpicture sleeve 写真満載。ブックレットが厚くなったので幅3ミリ増しのワイドジュエルケース。
収録も当然超マニアックで、"surfin' safari" の独Ariola single version はいまでもこれにしか入ってないのではないだろうか。
メジャーレーベルでもここまでできないと、(表向きは「隣接権」はブートだぞ!という物言いだったが)いくつかのレコ会社の人からは裏で「よくやった!買ったよ〜」と言われたもの。
+
ライナーが佐野邦彦さん。佐野さんと会った初の機会がこれだった。
その後もソングライター物、ブリティッシュビート、ロカビリー、得意のアメリカンポップスなどを出した両レーベル。音の良さも一部で好評だったはず。なにしろ US Rhino と同じ Sonic Solution Noise Reduction System を使っていたのだから_。

posted by denny-0980 at 20:29|
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BB_beach boys
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