2020年01月08日

lily is crying

りりぃくらいいんぐ.jpg

元旦にかみさんとスター・ウォーズを観に行ってその帰りにハードオフへ寄って¥330のシングルを1枚だけ買って帰る。懐かしや、りりィの_
「私は泣いています/皮肉」
まあ世間ではこの1曲の一発屋だろうりりィ、最大ヒットはミリオン? 売れた。しかしいまでは注目はB面のほう。アルバム未収録のこれは豪華バック陣による groovy な1曲としてその道…? フリーソウルだかシティポップス派だかのコレクターアイテムとなっていると聞いたので買った次第。
たしかにバイ・バイ・セッション・バンドと名付けられたバックバンドはかなり流動的なメンバーだった(それゆえのバンド名だった)が、後の有名どころがこぞって参加していたことで知られる。とはいってもその活動時期は短かった。74年盤サード『タエコ』から76年『オーロイラ』までライヴLP含めて4枚制作時、3年に満たなかった。いまはこのアグレッシヴでグルーヴィーなバックバンド時期がりりィとしては一番注目されているはず。
ファーストは72年『たまねぎ』で、翌年に『ダルシマ』。ここを初期と呼ぶだろうか…「わたしのお目々に似てるなんて…」などと歌っていた、牧歌的/アンニュイな新人女性SSWとして登場。サード『タエコ』からは上記通りにバンドを従え、マキ&オズほどではないがロッキンSSWというところ。僕は『たまねぎ』はちゃんと聴いてないんだが兄キが買って『ダルシマ』を聴いていたし、ヤングインパルスへよく出ていたからまあデビュー時から見ていた、そしてかなり好きなシンガー/ミュージシャンのひとりだった。
しかしりりィ、聴けるのは7枚目77年『りりシズム』がぎりぎりOKかな_それ以降はパス。なぜならかなり辛い。本人もやりたいことが無くなっていただろう。とにかく業界に残る算段だけというか、レコ会社ディレクターに言われるままになんでもやって、そこそこでも売れればよし…と見えた。完全に迷走状態だった。
+
もとい。シングルを聴く。「皮肉」は…なるほどカッコいいバックトラックだ。これと次シングルB面もアルバム未収録のグルーヴィー・チューンと聞いたことがある。そこで、りりィのシングルはどうなっているのかが気になって調べたり、それと元々の手持ちの音源やらレコ/CDをすっかりrevisitedした。新年早々にベストCDもメルカリで買ってみた。なんだかんだとりりィ三昧している。
大瀧詠一のオハコだったシングルの「アルバム未収録/リミックス・テイク/リレコ・テイク」だが、他のアーティストも70年代は少なからずあった話。ただし大瀧クラスというか、重箱突きのナイアガラーには馴染みのテイク違い探求も、りりィあたりではまず深掘りはされない(サイトも見当たらない)。レコード会社すらいい加減なコンピしか作ってこなかったのが事実。「私は泣いています」さえ入っていりゃ文句ないっしょ…的な。
僕も完全コレクターにはほど遠いので表層的になってしまうが、それでも出来るところまでやりましょ。

posted by denny-0980 at 17:08| Comment(0) | Assorted | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする