2019年11月02日

シンセな2曲

ゲイリー・ライトのヒット曲「君のすべてを知りたくて」は、キーボーディストらしいシンセ・ポップだった。たぶんドラム以外はすべてひとり重ねで事足りただろう。しかしソリーナの音とか、シンセ・ベースの軽さとか、電子キーボードは流行り廃りが激しいので時代感がもろに出てしまうので若干きびしい。曲はいま聴いても好きなんだが…。
同様なシンセ主体のポップ曲で、これも当時の日本盤シングルをいまも持っている名曲がある。全米1位に輝いたマンフレッド・マンズ・アース・バンド「光に目もくらみ」。いい曲と思って買ったんだが、ボスのカヴァーとは(Bruce... 今も昔もまったく興味ないので)知らなかったねえ。まあアメリカン・テイストのオリジナルをスペイシー・ロックへ、ほぼ別曲へ変えたアレンジの妙こそがヒット要因だったが…。

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https://youtu.be/bsZ9zY0grM4


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https://youtu.be/Rpq35wyDi7I
これは長尺のLPテイク。シングルは半分だった_
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枕軒2

処分に迷っているレコを端から聴いている。その1枚が『the last puff』/スプーキー・トゥースの70年盤。なんだかよく分からないバンドだったトゥース。まずその音を聴くすべが無かったような_ラジオでかかるバンドでなく、地味でジャンルも何やら_キーボードがメインのプログレという最初の印象がありながら "the weight" をカヴァーしたりでアメリカンな体も…。メンバー・チェンジで変わっていったのかな、ともかく1番はゲイリー・ライトがいたバンドということ。ヴォーカルのマイク・ハリスンはソロ作をマッスルで録っていたりもする(この盤はマイ・アーカイヴに)。
よ〜知らんこのバンドのこのレコを買ったのは、クレジット買い。ルーサー・グロズヴィナー、ヘンリー・マカロック、クリス・ステイントン、アラン・スペナー、マイク・ケリーの5人がバックでリミックスがグリン・ジョンズと。ジョー・コッカーとは幼なじみというステイントンは大将クリス・ブラックウェルと協同プロデューサーでもある。ココモやグリース・バンド臭がしてくる…かなりUKスワンプな面子。そのコッカー曲やエルトン、B4曲をカヴァーしながらの全7曲は、引きずる感じの重いハリスンのヴォーカルが冴えて、まあままの好盤。しばらくは手元に置こう。
ここでは既に脱けているが初期はハリスン=ライトの双頭バンドだったはず。そのゲイリー・ライトだがソロでも芽が出ず。しかし "dream weaver" が大ヒットしてしばらくは調子が良かった。この頃はUKミュージシャンのお約束の西海岸渡りで、とりわけシンセ使いのAOR路線だった感。81年のヒットシングル、これがいい曲でね、当時買った日本盤を今も持ってる_「君のすべてを知りたくて」。

そんなゲイリー・ライトが実はアメリカンと知ったのはいつだったか。
戻るがLP『the last puff』には作 Wright - McCracken の1曲も収録。ライトと、下に書いた「ヒューイー枕軒」共作曲。同曲はライトのファースト・ソロ『extraction』にも収録だが、ほぼ同時期リリースでどちらが先かはっきりしない。
ライトの、『extraction』と次作『footprint』のどちらにもマクラケンはギターを弾く。この時期のライトはジョージ・ハリスンと仲が良く、アルバムのバック・プレイヤーはほぼ被る。ケルトナー/ジム・ゴードン/ボビー・キーズら英渡りスワンパーらの名前が。スタジオもたぶんアビィ・ロードじゃなかったか。セカンド『footprint』のジャケ写は『let it be』と同じ、大御所イーサン・ラッセル。『extraction』のジャケの鉛筆画はクラウス・ヴーアマンだ。もちろん両盤でベースを弾く。そんなUKスワンプ色濃い盤になぜか参加のNY派マクラケン。しかしこの後にB4メンバーと深く関わっていったのだから意外ではない。というか、これは想像なんだが…ゲイリー・ライトを通してB4組と関わることになったマクラケンなのでは。『footprint』にはわざわざ "Hugh McCracken for his creative contribution throughout the album" と賛辞クレジットあり。『extraction』では2曲を共作している。
ニュージャージー出身のライトは、マクラケンとはかなり古くからの知り合いではないだろうか。じつはニュージャージーで結成したバンドで65年にマイナー・レーベルからシングルを1枚だけ出していた_その頃からの…なんてことも妄想できる。

posted by denny-0980 at 14:59| Comment(0) | Assorted | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする