2019年02月27日

T. Rex / Beckett

http://sakatomi.seesaa.net/article/455156423.html
コッシュによるT. Rexワークを2作品としてしまったが間違いだった。73年盤『Tanx』も。そこからの3作がコッシュ・ワークであった。前作『the slider』がピークで、かろうじて人気を保った感があった『Tanx』。その後の迷走・低迷は、大好きなボランだったから正直辛いモンがあった。もともとT. Rexとはボランのワン・マン・バンド…でもあったが、トニー・ヴィスコンティとの「ふたりプロジェクト」名という言い方が適切だ。スティーヴ・トゥック、ミッキー・フィンと相方を必要としたのは、ワムと一緒だったんじゃないだろうか。ボランの stage fright からと想像しているがどうか。

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この盤のジャケットは出た当時からいままでずっと見てきたがコッシュ色皆無、そうだったのか_意外にしか感じない。文字周りにらしさが見える程度。

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対しこちら『Bolan's Zip Gun』、なかなかに良し。センターに菱の型抜きでインナースリーヴの顔を出す緩いギミック・カヴァーだが、これはアンディ・フェアウェザ・ロウ盤『spider jiving』と同様。拳銃モチーフはファミリー盤『it's only a movie』インナースリーヴでも見られた。過去盤との共通点もあり、コッシュらしい仕上がり。内容的にはヴィスコンティとも分かれ、タイトルもボランと言い切ってしまった…完全なる一人仕様がわびしくもあり…。

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もう一枚、コッシュ仕事を。かなり無名バンド、ベケットという。
https://youtu.be/qQb5vSYGeek
TOGWT、74年放映回の頭と尻、2曲をリップでやっているバンド。ギターはブラックモアでなし、ヴォーカルは…コメントのなかに「テリー・リードじゃん」なんてあるが確かに声・顔は似ている。さにあらず、僕はこのシンガーが結構好きなんだ、テリー・ウィルソン・スレッサーが名前。このベケットはアルバム1枚のみだが次ぎの就職口は、ポール・コソフが自作から発展させた Back Street Crawler だった。コソフ死後は Crawler となる。英国で活動だがアメリカン。想像だが、同様に英国渡りで活躍したラビット(こと John Bundrick)の古い仲間、ツルんで英国へ来たのでは。この無名バンドのジャケをコッシュが担当したのは、プロデューサーの名前から理解できる_ファミリーのロジャー・チャップマン。ファミリー自身とリンダ・ルイスなど仲間盤のみのリリースだった Raft Records から。このレーベルはファミリーのセルフ・レーベルであったのだろう、デザインの大半はやはり仲間だったと思えるコッシュが担った。
エロチックな意味を持たせているような気が少しするこのイラスト、はてコッシュが描いた? これまたコッシュ調とはかけ離れた凡作というか何というか…。

追記:いや、Terry Wilson-Slesser は英国人かも。BSCはベーシストが Terry Wilson という名でややこしい。ベース/ドラム/キーボードがアメリカンだったらしい。スレッサーは…本人オフィシャルブログがあるがこれがズルズルでなんだかよく分からない。
posted by denny-0980 at 20:45| Comment(0) | Kosh | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする