2017年08月03日

Version (take)

「グリコ」…江崎グリコの。日本を代表する製菓会社の。大阪を代表する企業といってもいいな、道頓堀のグリコ・ネオンを知らぬ大阪人はいないでしょ。で、キャラメルのグリコは_「一粒で二度おいしい」の名キャッチフレーズ。
さて、ここで「一曲で二度おいしい」曲をグリコ・チューン≠ニ呼びたくなった。

これは、もうウン十年と当方にとってのテーゼであるヨ、「ヴァージョン違い」。ある曲がヴァージョンを変えて二度・三度とおいしい思いができること。ごくごく最近も…ラジオから聞こえてきたのは当方大贔屓のスティーリーダン。曲は「FM」。やはりこれもいい曲よのぉと思って聴いていたら…ケツがなんか変。ん〜? アウトロでこんなにギターがあったっけ? ネチったらこれもヴァージョン違いがあったのだ。それは置いておいて…。

最初に気付いたのはビートルズだった。中二で買った初ビートルズはシングルの「let it be」。アルバムは、1枚なのに豪華ブックレット付きボックス仕様で高価…買えずにシングルで我慢。で、オキニのこのシングルを何度も聴いていたが、あるときラジオから聞こえてきた同曲が「変」。ギターソロがまったく違う…事を、いまはB4好きなら知るだろうが、当時の中坊には「同じ曲なのにギターだけ違う」なんてことは想像できなかった。「オレの耳はおかしくなったか?」と悩んだほど。ヴァージョン(テイク)違いということを知るまでに一年以上かかったな。
アルバムとシングルでは「違う」ことがままあることを知った。いや「かなりある」。70年代始め、FM局が台頭してきたがまだまだAMラジオがメイン。となればMONO放送に合わせて…ラジオプレイの多寡がヒットに直結となれば、アルバムでのステレオ・テイクをモノ・テイクにすること。それと長めのアルバム収録をラジオ向けに短くするのは自明の理。手っ取り早いのは途中でフェイドアウトして尻切り。AB面に分けての part 1 & 2 もあり。ほかにも_。

<イントロカット>
Guess Who "american woman"
album full length 5:15 single 3:51
 オリジナルLPテイクではアコギ一本でバートン・カミングズがひと唸りする。そこをそっくりカットしたシングル。これは分かる。作者としては無駄じゃなかっただろうが、ラジオでかけるにはこりゃ邪魔ですわ。カットして見事に全米1位。

Steely Dan "rikki don't lose that number"
album 4:30 single 3:58
 これは頭にヴィクター・フェルドマンによるマリンバ演奏が入ったアルバム・テイクで、シングルはばっさりカットされた。シングルとしては不要だがやはりアルバムのなかでは必須な音。

<中抜き>
Elvin Bishop "fooled around and fell in love"
album 4:35 single 2:58
 邦題「愛に狂って」、エルヴィン唯一のヒットは全米3位のミリオンに。自作だが歌は「渡り鳥シンガー」ミッキー・トーマスに任せた。となれば聞き物はギターソロだったんだが…シングルでは間奏ソロを切られた。


しかしこれらシングル・ヴァージョン、「二度目のおいしさ」は無い。単なる single edit であって、あらたな version とはいえない、尺を詰めただけ。潮目が変わったのは "disco" だった_。





posted by denny-0980 at 11:07| Comment(0) | Assorted | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする