2017年08月28日

Spiders' alternate version

昨夜の特番『ムッシュかまやつ伝説』、録画をいま見た。
春先にムッシュのことはまとめて書いたが、やっぱりかっこいい人でしたなぁ。
GS映画映像、色がものすごくヴィヴィッドで驚く_デジタリー・リマスタード?
拓郎とで「シンシア」、バックがすごくいい_前に調べたらシングルは愛奴の演奏だったが、このライヴでも彼らなんだろうか。2本のギターがいいワ。
ティンパンの高い演奏力とグルーヴは何度見ても驚異。うなる。
グルーヴといえば70年代の「ゴロワーズを吸った…」のライヴバックバンドも上手いじゃないの、どこのバンドだろう。

そのGS映画での音_映画用の別録り。これも「別ヴァージョン」ということ、リレコですわな。サントラ・ヴァージョンと言うべきか。シングルテイクと違ってラフだがそれゆえのワイルド感というか、better でした。そこでのオルガンが超かっこいい。アラン・プライスかロッド・アージェントか、ってなほどに。
スパイダースというバンド、大野克夫という才人がいたことがほんと大きかったと思える。それにつけてもカッペちゃんの目立たなさは、特筆すべき_凄いネ。バンドには絶対必要な「箸休めメンバー」。

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2017年08月27日

Tamla Motown

「アビー・ロード」を猛追した?、第2位アルバム…持ってんですワ、モータウン。
銀紙ジャケに放射状に型押しで非常にいいデザインなので、内容よりも見た目で買った。
AB面とも8曲、UKレコード製作の悪い癖だった_入れすぎで音悪い。しかし選曲はさすがに渋い。アイズリーズ "behind a painted smile" 、エドウィン・スター "stop her on sight" 、マーヴ・ジョンソン "i'll pick a rose for my rose" なども収録(単にUKヒットか?)。
 本国では Tamla と Motown は別レーベルだが、英国と日本では合体で Tamla Motown 。これがいいね、「タムラ・モータウン」。


MotownUK.jpg

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Island 50th

グッドタイミンで「アイランド・レコード50周年」がUTに。
https://www.youtube.com/watch?v=NFYwci47lSM
とはいえ2009年放送されたBBC制作TV番組。

いやいやそうか、ジェスロ・タルもスプーキー・トゥースもアイランドだったっけ。思いの外バラエティに富んだ、そうそうたる顔ぶれが並んだのに驚く。アサイラムなどがやろうとしたこと、Musicians' Lebel のはしりだったんだなアイランド、再認識。それもこれも founder クリス・ブラックウェルの目利きが利いたから…下にも書いた通り。米のアトランティック、英のアイランド…どちらもマイナー・レーベルから早期に脱した成功はなんといってもミュージシャンの圧倒的な支持があってのこと。
 内容で、ひとつ残念だったのはマッスル・ショールズが写真の1枚も出てこなかったことかな。「アイランドとマッスルショールズ」…あたしゃ書きますよ、音楽誌で2〜3頁いただければ/乞メール連絡。

ブラックウェルはイケメンだねぇ、「ジェームス・ボンド」になれたかも。ジャマイカ育ちのせいか発音は聞きやすい。他の人はどうもね、日本では米語慣れだから口をすぼめる英語発音は聞き取りにくくていけねえ。途中、ジョー・ボイドがアメリカンで分かりやすいのに次に出てきたのがまったく分からないリチャード・トンプソンだった。
 どこのレスラーかと思ったら、グレッグ・レイク(笑。

下に書いた「コンクリート・ジャングル」をブラックウェル自身が語ってる。「アイランドは coolest Rock label。レゲエにはソロがない。アイランドから出すのだからロックなソロを入れた」。

[ in the court of the crimson king ] がUKのTop 30 LP チャートに入った時が出てきたがそれを見ると_
1. abby road /beatles
2. motown chartbusters vol.3
3. johnny cash at san quentin
4. world of mantovani vol.2
5. through the past darkly / rolling stones
6. super duper blues /various
7. in the court... / king crimson
8. world of val doonican
9. world of mantovani
10. sound of music (soundtrack)
11. ssshh / ten years after
12. then play on / fleetwood mac
13. nashville skyline / bob dylan
14. best of the seekers
15. ray coniff orchestra

B4やストーンズが活躍し、クリムズン、テン・イヤーズ・アフターなどが台頭してきた時期といえども対極のマントヴァーニやレイ・コニフなんかが同じ土俵で売れていたことに驚かされる。というか、ビルボードならジャンル分けだろう。UKはマーケットが小さくて分けられなかった?

"pink Island" という言葉が何度か出てくる。初期の、ピンク・レーベル時代こそが「UKロックの雄」であったとミュージシャンらも認識しているのか。80年代以降はさすがに大きくなりすぎた感あり。ブラックウェル自身もひとりの手には負えないと感じての売却だったのだろう。

蛇足:大好きだったキャット・スティーヴンス。そのギター、gibson Every Bros. model はキャットの使用で初めて見たことを思い出す。

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2017年08月24日

version違い_卓いじり大瀧

ヴァージョン違いの大家といえば、 late great 大瀧詠一。
ナイアガラー、remastering / remix / re-recording などによる「同曲ヴァージョン違い」をつぶさに追うことを是と受け入れることが第一歩では。
 当方、野音/last time around などでライヴにはっぴいえんどから観ていた/ナイアガラ・ツアーも観た、かなり大瀧びいきのリアルタイマー自負はあるがナイアガラーにあらず。なので事細かくは分からないが、大瀧周りで気になった「違い物」をいくつか…。

出た時買ったシングルは「空飛ぶくじら」だけだった。しかしLP『Singles』が出て、それで「12月の雨の日/はいからはくち」シングル両面がともにリレコと知った。
「12月の雨の日」は、『ゆでめん』収録時が4トラックだったのにたいして後の8トラック録音とある。ところが「はいからはくち」は逆で、シングル・テイクが先の録音、『風街』LPテイクのほうがセカンド・レコーディングとな。
 「12月_」、もともと標榜するバッファロー色のもっとも濃い楽曲だったが、トラック4っつでは出し切れなかった思いを一気に爆発した感あり。左右に飛ばしまくった鈴木茂のギターはステファンの指癖とコモリ音質を見事に再現。しかしここで特筆はエレキ以上にアコギの音だろう。4トラ・テイクではドラムばかりが目立って隠れていた、それに音も単に「アコギ弾いてます」だったのがステファン独特のざっくり、そしてざらつき感までが出ていて実にいい。 
 「はいから_」は、シングルではあまりにモビーグレイプ。"hey grandma" +"omaha" 。後の「ウララカ」の萌芽も聴けるのは面白いけれど…。LPではかなりアレンジしてリレコ。この曲はもうひとつ別テイクがベスト盤『CITY/happy end best album』に収録されていた。それはシングルテイクにかなり近いモビー・アレンジ版なので、同日録音のテイクだろう。

はっぴいえんどの「違い物」として強烈なのは、鬼っ子状態か_メンバーに酷評されたというか現在ではほぼ「無かった」事にされている印象すら、93年の『徳間ボックス』。オリジナルLP3枚とラストライヴ盤の4枚CDボックスだが、物議をかもしたのは『風街』『Happy End』の2枚を REMIX したこと。そのリミックスはかなり大胆であった。しかしメンバーに知らせずに進んだとは、誰の仕切りだったか。リミックスということはマルチトラック・マスターでの作業、それをいじれる@ァ場の人。事の顛末はともかく…個人的にはこの2枚のリミックス盤はかなり好み。オリジナルと甲乙付けがたい。まあ「別物」としてだが_。

もう1枚、やはり「無かった状態」にされているアイテムは、シュガーベイブ『songs』初CD化だろう。86年の32DH盤。これがまた全編「リミックス」であったが、はっぴいえんどの2枚よりもさらに強烈なリミックスを施した。やはり経緯の分からない仕事ではあるが、これまたわたしゃ大好きでね…。「すてきなメロディ」の kazoo なんか嬉しくなってしまう。

大瀧の「一筋縄ではいかない」変化球好きを如実に示したのはベスト盤『debut』。リミックス/リレコ/ライヴで、1曲たりと既発テイクがなかったと思うが。


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大瀧詠一がとことんミックスに拘ったのは自身で「卓をいじる人」だったからだろう。対し細野晴臣はシングルもアルバムテイクままが常…その拘りがなかった(薄かった?)のはなぜかと考えるに…。どちらもスタジオワーク大好き人間だろうが、細野は興味の赴くままにどんどん先へ行きたがる人だと思う。カントリーロックからエキゾチック、テクノからアンビエントからエスノから…時々の興味に邁進し、次ぎへ行った時は過去は振り返らないのが信条なのでは。というか、飽きっぽい人という印象がある。大瀧、まず仕事量が細野より圧倒的に少なかった。作ったモノをいつまでも磨き続ける(リミックス/リマスタリング)…過去の検証が大好きな、アーカイヴの人≠ナあったというべきか。



蛇足:シュガーベイブ・シングル「ダウンタウン」を持っているんだが、例のごとくアルバム・テイクとは別ミックス・ヴァージョンで…知り合いのナイアガラーから聞いた話ではこのオリジナルシングル・ミックスは未CDまま。まだ価値はあるだろうか。売れば三万ぐらいになるかと密かな期待があるんだが、さて?



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2017年08月21日

Free なシングル・ヴァージョン

昔のレーベルのトップが持っていた「ヒットを聞き分ける耳」の凄さには驚かされる。下記のクリス・ブラックウェルの手腕はここにも_ FREE の大ヒット、"all right now" 。
 ロック史に残るベスト・コード弾き曲のひとつ。これ、70年のヒット時点から、ラジオでかかりまくっていた時から今に至るも忘れることができないロックな曲=B当方にとって耳馴染みなのは「シングル・ヴァージョン」であった。これもクリス・ブラックウェルの手による。

アルバム『fire and water』のUK発売が70年6月。シングル "all right now" は先行で5月に。そのアルバム・ヴァージョンを聴いたのはかなり時間をおいてだったが、驚くほど違う。頭の左右トラックでのコソフ・ギターからして、最後まで通して音は実にクリア。アメリカン・パワーポップバンドかと思わせる音。このテイク録りは3月8日で8トラック・レコーディング。そのテープを4月16日に、ブラックウェルは16トラック・レコーダーへ差し替え(実際の作業はロイ・トーマス・ベイカーだが)。
 倍のトラックへ移せば、より音を良くしそうだが…いや音質ではなくロックかどうか、それが最大のポイントだ。ブラックウェルは音を「こもらせた」。これがいいんですワ、これぞUKロック!といえる「音の塊」感が半端ない、これで成功。これが最高。尺も1分短縮。コソフのリード・パートも、頭のもったりした箇所をばっさりカットしてロングトーンの続くいい箇所を…ここも音をぶっとく変えている。アルバム・テイクのままだったらヒットしたかどうか。
 まずは楽曲ありき、陳腐な曲はどう手を加えても大差ない。しかし優れた曲が最高の曲になるためのポストプロダクション_耳の肥えた第三者の手が重要であった場面、少なくない。


free-all_right_now_s_21.jpg

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2017年08月20日

jamaica - london

KOSS ファンとしてはちょいと気になるネタが雑誌に出ていた。
レゲエ特集誌。なかでボブ・マーリー&ウェイラーズの話、歴代ギタリストの記事のなかでアル・アンダーソン曰く_「オレがウェイラーズへ参加したのは、コソフが最初レコーディングセッションに誘われていたんだが忙しくて行けない、その仕事をオレに振ってくれたからなんだ…」。
 ん〜コスがウェイラーズねぇ、意外のようなアリのような…。間に入るのは当然ウェイラーズのプロデューサーだったクリス・ブラックウェル、Island Records のトップということだが。ウェイラーズも、ジャマイカ録音の初期から、ピーター・トッシュ/バーニー・ウェイラーが抜けた時点でブラックウェルの思惑通りにワールドワイド目指して拠点もロンドンへ。アイランド所属としてFREE時代からロンドンのアイランド・スタジオ(ベイジング・ストリート・スタジオ)録音を続けていたコスが、同スタジオでウェイラーズも録音を始めたころということで、お声がかりだなきっと。バークリー音楽院出身、ばりばりニューヨーカーのアル・アンダーソン、当時はトラフィックのクリス・ウッドと親しかったらしい。
 そのアルは、レゲエ楽曲でのベスト・ギタープレイが彼のなかでは「"concrete jungle" でのウェイン・パーキンス」と言う。ウェインといえばマッスル・ショールズ・ギタリスト…だが、この当時は Island アーティストでもあった。Smith - Perkins - Simth という三人グループとしてアイランドからデビュー(したがLP1枚のみ)。ストーンズの「新ギタリスト・トライアウト」へもクラプトンの口利きで参加したほどに、マッスル・ギタリストのなかではとびきり Rock なプレイヤーであったワ。

トラフィックもことのほかマッスルへ入れ込んだバンドだった、FREEは_アンディ・フレイザーがソロをマッスル録音、コスもジム・キャパルディ盤ではマッスル録音の記載(実際はロンドン・ダビングだろうが)あり。ジミー・クリフのアイランド盤もマッスル録音であったな。
 すべてはクリス・ブラックウェルがからむわけで、自身のレーベルを Island と命名するほどのカリブ海男≠ヘ、同時にディープな南部男マッスル・ショールズ男≠ナもあったというちょいと不思議な事実で、ジャマイカ=ロンドン=アラバマを同一線上に並べたことは覚えておくべきだろう。

Bob Marley & The Wailers / Concrete Jungle
https://youtu.be/y07vgARrOUE

聞き比べるべきがこのテイク。
https://youtu.be/vVEmRnaGu7U

オリジナル・ジャマイカ・ヴァージョン。ジャマイカ録音でのこのテイクを聴いたクリス・ブラックウェルは、これも悪くないがいまひとつ押し≠ェ足りないと手を加える。ロンドンのアイランド・スタジオで、まずテープ・スピードを若干上げる。次ぎにオーバーダブ:ラビットことジョン・バンドリックのクラヴィとウェイン・パーキンスのギターを乗せたテイクを作り、それをアルバム収録。どちらのテイクを良しとするかは人それぞれ、しかしブラックウェルの手腕をもってしてジャマイカン・レゲエ・バンドから世界のレゲエ・バンドへ躍進したことは認めるべきか。以後、アル・アンダーソンや次のジュニア・マーヴィンの参加でロック色はより濃くなっていく。

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2017年08月13日

怪しいリレコ


1974ヒット.jpg


(p)1991 made in Denmark となっているCD。買ったのはどこだったか、CDショップ店頭ラックからで¥500〜600だったろう。紙パッケージのみでバッタ物は承知の上、往年のヒットを軽く流して聴くには悪くないかと思って…。
タイトル通りの74年ヒット・コンピは全16曲。Harold Melvin & the Blue Notes, Donna Fargo, First Class, Rubettes, Bobby Womack, Redbone, George McCrae.... 白黒・英米混合。
しかしこれ、当時から微妙な違和感が。「ほとんどオリジナル」なのに…少しだけ違うような…。その理由はパッケージ裏に、虫眼鏡が必要なほどの小さい文字で書かれているが。
" To obtain the highest possible new stereo quality, some tracks have been re-recorded by the original artists or one or more members of the original groups. "

「可能な限り最良の音のため」とはでかく風呂敷広げたが、ようは何曲かはリレコ/それもオリジナル・メンバーがひとり、ふたりの場合もあり…とな。ところが何曲ではなくて全曲が変。それに普通のリレコはアレンジを変えてそのテイクが、リレコと分かる差異があるのだが、このCD全曲は限りなくオリジナルに近い。近いのに違う…この違和感たるや。
なかの1曲がこれ、マリアの大ヒット。



マリア自身によるリレコ・テイクは見つからないのだが…。そこで、思ったのは「別人」。このマリアに限らずCD収録はすべて「そっくりさんの歌」じゃなかろうか。歌も演奏も完璧…プロ。このバッタCDのような、安売りCD用にどう聴いてもその曲≠ェ大量に制作・ストックされるマーケットがあったのではないかと想像した。
もしそうだとすると…このマリア・マルダーは抜群の出来では? ギターが、あのエイモス星屑ギターではない。しかし、もしや作者デヴィッド・ニクターンじゃないの?と思わせるような巧みさ。歌もフェイク癖までコピーでパーフェクト。(ジャケットにあるように Maria Muldaur でなく Marie Muldaur だったりして)
…なのか? それともやはりマリア自身のリレコなんだろうか…、いまも分からない。

++++


コニーCD.jpg


こちらはれっきとしたリレコ。
マッスルページにも入れているが、往年のアイドル・シンガー、コニー・フランシスによる89年のセルフ・カヴァーCD。「ボーイ・ハント」「カラーに口紅」「ヴァケイション」「夢のデイト」などヒットすべて網羅。が、マッスルスタジオで、フッド/ホーキンス/ピート・カーらのバックで…それなのにトホホな出来。


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2017年08月12日

version_リレコ

「ヴァージョンねた」もどり_
思えばディスコ以前から注目すべきヴァージョン違いは存在した。まず「ミックス違い」。
 「マスタリング」は2トラック最終マスターテープを洗い直す作業だが、MIx (Remix) はその前の、マルチトラック・マスターまで戻っての作業。世に最初に出たヴァージョンでは消されていたトラックを復活させたり、楽器定位を変えてみたり…ある意味やり放題ゆえに、相当な差違と/場合によってはまったく別曲の趣すら! それほどに強力な「仕事」であったので強く惹かれた。何の表記もないのに別ミックスだったなんてこともあり、驚かされたこともあった。
 ただし、世に最初に出たLPのテイクと別物なのですべて re-mix と思うんだが、表記としてはミックス/リミックスは混在していた、区別に意味はなかったのか。

それと決定的なヴァージョン違いがある、「別テイク」。リミックスはひとつのセッションテープからの「変更作業」に対して、こちらはまったく別の録音。最初の録音とは別の日に、大抵はかなりアレンジを変えて再度演奏=録音すること。再録音… re-recording なので「リレコ」と呼ばれる。

このところヒマなもんでレコ棚を漁っていたら、昔のもらい物CDのなかからGSコンピが数枚出てきた。見本盤CDという代物、身銭を切ってないもんでいまひとつ身が入らず「ツンドク盤」になりがち。当時ヴィクターの○君からもらったんだったと思い出した盤、1枚はダイナマイツのコンプリート盤。亡き友人黒沢君がライナーノーツ。
 そのCDで、いまになって知ったこと_『トンネル天国/恋はもうたくさん』はヒットシングルだがこのアルバムテイクはどちらも「リレコ」。
 「トンネル天国」、後録りのアルバムテイクはバックトラックを左右にきっちりセパレートして音もデカい_ファズの音も鮮明な、より演奏重視でダイナミズムに溢れる。阿佐ヶ谷の不良っぽさがくっきりしたのは、ヒット狙いでまとまったシングルと違ってアルバムではある程度好きにやらせてもらえたからだろう。アウトロに「鉄道唱歌」のメロを弾く遊びもアルバムテイクだけ。 
 「恋はもうたくさん」、橋本淳/鈴木邦彦というプロ・ヒットメーカーの作とはいえ、やはりこれがダイナマイツのベストトラック。もともと大好きな曲だったが、LPでのリレコ・ヴァージョンが素晴らしい、知らなかった。シングルでの甘ったるい弦を排除、自分らの力強い演奏バックのみは、ある意味パンキッシュ。ここでもファズが冴える。当時山口冨士夫は入手したばかりでともかく使いたかったとか。たぶんストーンズ "satisfaction" にやられちまったんだろうね。


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2017年08月11日

狭山ハウス

一眼レフカメラを買って「ポジフィルム」で写真を撮ることに熱中した…30数年前かな。狭山_『ハウス』。
ホソノハウスは…とうに越して居なかったが、小坂忠さんち界隈だったと思う。狭山の、旧ジョンソン基地_稲荷山公園下のハウス群が存在していたころ。最後の写真は、公園内にあったかつての米軍倉庫跡だろう。

写真をながめながら『hosono house』か『ありがとう』を聴くもよし。






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2017年08月10日

late Ricci Martin

SDのシングルを取りあげたついで、シングル箱から出してきたのはリッキ・マーチン・シングル。
ディーン・マーチンの息子のひとりで、先週3日がちょうど一周忌。活躍したとは言えないが、BB周りの音楽仲間のひとりではあったリッキ。77年盤『beached』はBBカールとビリー・ヒンチのプロデュースによる、当時BB所有のブラザー・スタジオ録音盤。西海岸好きには名盤に数えられる1枚だろう。
それからのシングル・カット "stop look around" が代表曲でそのシングル話。
BB『pet sounds』にはハル・ブレインが「ペットボトルを叩いた音」だっけ?_入っていたと思うがそれに似た音がこの曲で聴ける。ちゃんとしたパーカッションのひとつなのかどうか今でも分からないが、つまりは「あの頃のBB」を彷彿させる音像ではある。アルバムをひさしぶりに聞き返したが、デニスの『pacific ocean blue』に近いねえ。サザン・カリフォルニア以外のどこでもない音がたまらない魅力。そのデニスもドラム参加。当時ウィングスだったジミー・マカロックの参加はブライアンとポールの「お友達」からか。

シングルを2種持っている、エピック盤/キャピトル盤でともにプロモ。どちらも Mono / Stereo 盤。
テイクとしては両シングルともにアルバムのテイクと変わらない。
ただし、これはカッティング・レベル調整の問題なんだろう、シングルの音は「違う」。
エピック盤がキャピトル盤を凌ぐ。単純に音がデカいし、ヴォーカル/楽器の粒立ちがいい_全体にクリアなので断然良し。聴くならエピック・シングル。キャピトル・テイクはLP(LPはエピックより)テイクとほぼ同じ。手持ちのLPは、これまたプロモ盤。ゆえだろう、珍しい「帯付き」US盤。


Ricci_epic_stereo.png

Ricci_epic_mono.png

Ricci_capi_stereo.png

Ricci_capi_mono.png


riccimartin.jpg



と、ここで…見れば現行CD『beached』は Real Gone から expanded edition と称して4曲プラス、うち2曲が "stop..." の stereo single version / mono promo single version となっているではないか。「シングル・ヴァージョン」と銘打つほどの違いがLPヴァージョンとあるか? 当方の耳では同じなんだが。たぶん「聴いても分からない差」じゃないだろうか。どちらのシングルのテイクを持ってきたか知らないが、まあエピック盤とすればレベル高くて音がクリアな分は「差分」かもしれないが、CDとなれば同じでは?
もう1点気になった。エピック盤シングルでもレーベル表記には (p)1975 Capitol Records, Inc. とあるのだ。アルバムが77年…。で、discogs 参照。やはりシングルはキャピトルからでアルバムの2年前に出ていたわけね。アルバムからのカットではなかったのか。エピック・シングル発売はいつ? 
それにしても2年経ってからアルバム発売とは。カールとヒンチのプロデュース変わらず、となればアルバム分のセッションは75年に済んでいたのだろう。キャピトルは、シングルはOKしてもLPはお蔵にしたのかもしれない。マカロック参加は75年ではないだろうから、カール/ヒンチは、マスターテープにオーバーダブなどして再度エピックに話を持っていってOKが出たのかも、しれない。ちなみにエンジニアのひとりにアール・マンキーの名前。当時ブラザー・スタジオの裏方だったマンキーは、ロン&ラッセルのミール兄弟とマンキー兄弟とでハーフネルソンを結成していたミュージシャンあがり。スパークスとして、UK渡りで成功しグラムっぽいイメージも強いミール兄弟も出自はばりばりのサーフ兄弟だったりする…。

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Glen Campbell passed away...

ブライアン…悲しいね、あの時代を共に過ごした仲間にまた去られた、竹馬の友グレン・キャンベル。
Hard days のなかで、セッションの場には常にギタリストとして信頼をおいたグレンの顔があっただろうし、そのハードさに病み、ツアー・リタイアの際には、すわビーチボーイズに一大事!と…忙しい身でありながらベースを持って駆け参じたグレン。そのお返しにブライアンが送った曲は、数あるブライアン楽曲でも五指に入る傑作 "guess I'm dumb" 。
グレンと云ってもうひとつはやはりジム・ウェッブの理解者。なかでも "witchita lineman" は "guess I'm dumb" に勝るとも劣らぬ不朽の名曲と思う。








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2017年08月07日

Criteria Sound

下で、日本グラモフォンでのリリースとしてビージーズ/クリームと挙げた。
グラモフォンは、ヨーロッパのポリグラム系列で日本では「ポリドール」が普通に使う名称ではなかったかな。目黒川沿いの大橋にある(あった?)ポリドールは、デザイン室長だった松尾さんがよくしてくれたので何度も通った。しかし外資となってMCAやらユニヴァーサルとか?_なんだかよく覚えていないけれど、行くたびに「また親会社の都合で名刺が変わったよ〜」と嘆いていた、あたらしい名刺をもらった…。
NYのインディレーベルだったアトランティック、ヨーロッパ配給はポリグラムだったんだろうな_日本では最初はグラモフォンから。有名なのは『レッド・ツェッペリン登場』グラモフォン初盤だろう。
ビージーズとクリーム、水と油のようだがかなり溶け合っていた。どちらもマネージメントが、後にRSOレーベルで独立するロバート・スティグウッド(オーガニゼイション…でRSO)。まさにビージーズとクラプトンで儲けて絶頂期は『サタデイ・ナイト・フィーヴァー』制作から数年。しかし映画『サージェント・ペッパーズ…』がこけて失速、そのまま破産…の噂だったがどうだろう。
ポリグラムと強いコネクションだったスティグウッド、アメリカではアトランティックとの関係を築いたと見る。なのでクラプトンはクリーム時代からマイアミ/クライテリアでトム・ダウドの仕切りで録音を始めていたのだろう。クラプトンにとってはクライテリアが米でのベースになる。名盤『いとしのレイラ』はもちろん、復活盤となった『461オーシャン…』。その『461オーシャン…』からのクラプトン・バンド参加していたイヴォンヌ・イーリマンは『サタデイ・ナイト・フィーヴァー』サントラにも加わった_スティグウッド・マネージメントゆえであったはず。
『サタデイ・ナイト・フィーヴァー』といえばビージーズだが、彼らにとってもUSベースはクライテリア。アリフ・マーディンのもと、クライテリアでアルバムを作り続け、仕舞いにはクライテリア・スタジオを自分らで買ってしまった。


蛇足だが:『461オーシャン…』でのドラムはジェイミー・オールデイカー。しかし1曲のみジェームス・ギャングのジム・フォックスが叩いている。ジェームス・ギャングのプロデューサーだったビル・シムジック…たぶんクライテリアの小間使いからキャリアをスタートさせたものと見る。そのからみでフォックス参加だったな。
ギャングのギタリストだったジョー・ウォルシュはイーグルス加入。プロデュースをシムジックが受けるのはその前?後? イーグルスも、UK録音後はすっかりクライテリア・バンドになったが…シムジック指揮下だったからだろう。


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2017年08月06日

version_ Deacon Mono

「FM」の前に出たスティーリーダン・シングルは、名盤『aja』から_個人的には数あるSD名曲でも十指に入る "deacon blues" 。7分半のアルバム・ヴァージョンから尻1分を端折ったのがシングル・エディット。
これのプロモも買ったんだが、シングル・エディットながら strereo / mono 。片面がモノラルになっている。音響派の権化ともいえるSDにしてモノはかなり珍しい仕様。とはいえ…ロジャー "immortal" ニコルズの手によってきっちり仕上げたものとはほど遠い、単に左右2トラックをひと束にしただけだな。

SD_deacon_mono.png



シングル箱漁りのついでで出てきたのはこんなの:7インチのシングル袋に、シングルは入っていなくてソノシートが_。

IMG_0246.jpg

1:これは「アサヒ」とあるから大手だった朝日ソノラマだな、『ジャングル大帝2』。「<ドラマ>急げ! じごく谷へ」が内容だろうか。「レオのうた」も入ってる? 歌は「高橋マリ子」とある。ソノシート、なんだか針を落とすと破れそうで恐くてかけられないヨ。
2:『明星ヤングセンス/春のギター教室』。「フォークとボサノバの徹底的研究」だそうな。69年集英社の雑誌付録。
3:ポストカードで、貼り付けられたソノシートは… Blue Caps というロカビリーバンドらしい。"forever crazy kids" という1曲のようだ。コアなポップス同人誌『Forever』の文字があるから、それの付録だったんだろう。


IMG_0245.jpg

入れてあった透明ビニール袋、白く文字が刷り込み:
○只今実施中/世界10大グループサウンズ プレゼントセール 日本グラモフォン 
1968・9/30まで_GSまっただ中か。しかし10大GSって何だっただろう? それも日本グラモフォン所属バンドだけだろうし。ビー・ジーズ/クリームなども「グループサウンズ」、たぶん。

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no static at all

これは片付けておこう_「FM」。
78年の米映画『FM』、観てないが…まあFMステーション設定の映画なんでしょ(おっと!マーチン・マルが出演してたか)。当然音楽ふんだんということでそのサントラはビッグネームの音源で埋めた_映画に使われた。ステージ・シーンもあったようす、トム・ペティ、REOスピードワゴン、リンダ、ジミー・バフェットなどの。で、ユニヴァーサル映画なので音楽仕切りがMCAの社長だったアーヴィン・エイゾフ。スティーリーダンの後ろ盾のひとりゆえに、お声はかかったんでしょうな_ベッカー/フェイゲンでテーマ曲を書き下ろし。
ウィキによればこの曲、4ヴァージョンがあるという。

 A_ オリジナル・サントラ・ヴァージョン 4:50
 B_ シングル・エディット 3:49
 C_ シングルB面(インスト) "FM (reprise)" 2:53
 D_ '91mix 『Gold (expanded edition)』CD収録 5:09

シングルはBとCとで両面で、CはサウンドトラックLPにも収録されているインスト・ヴァージョン。ピート・クリストリーブのテナーサックスがフィーチャーされたもの。Aのオリジナルヴァージョンはアウトロがウォルター・ベッカーのギター、1分以上弾いている。Bはそこをほぼカット。
2枚組のオリジナルサントラLP、かつて持っていたからA/Cも聴いたはずだが…。いまも聴くのはDのテイク、これが馴染みヴァージョン。『Gold』というのはもともと82年にアナログ2枚組で出たスティーリーダンのベスト盤。それの、91年にCD化の際に4曲追加して expanded edition として発売された。アナログは持ってなかった、CDを買った。そこで、CDにはまったく表記がないのだがどちらにも収録されている "FM" が違っていたという事実、今知った。
LP『Gold』はA。CDはDのヴァージョンだが、これは何とAとCの合体であった。アウトロのベッカーのギターの箇所をクリストリーブのサックスに差し替えていた! これに慣れていたからラジオから聞こえたギターに違和感があった次第。ラジオでかかったのはAだったから。
それにしてもなぜCD化のときにわざわざあらたなヴァージョンを作ったのだろう? それも「売り」にするならともかく、何の宣伝もしなかった/表記も無し、知る由がなかったよ、いままで。


ここでハタと思い出す_シングル持ってるゾッ、と。ネット時代の前だから30年以上経つな、面倒な送金をしながらUSのディーラーからレコード買っていたころで、"FM" もそのなかに。記憶では「見本盤」…。
探すとレコ箱の隅にありました、その通りに promotion copy not for sale シングル。プロモ・シングルの場合、当時はFM/AMステーション両対応として同曲をモノ/ステレオに振り分けることがよくあったから、もしや上記にない「モノ・ヴァージョン」のB面かも、と期待したが…この仕様〜

sd_FM1.png

sd_FM2.png

どちらもステレオ…聴いたがやっぱりステレオ。どちらもBだった_まったく同じテイクだった。



投稿者が勝手にミックスか、全部盛りヴァージョン

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2017年08月05日

version_ disco long

ディスコの時代到来。シングルが今度は逆に「長く」なった。アルバムヴァージョンよりも長くなった。踊るために、12インチ盤を使って long version にした disco mix の登場。無い音を継ぎ足すとなって、イントロやらリフやらを繰り返し=ループの嵐となった。踊る側には音楽的にどうこうなど関係ない、長ければOKだったはず。
しかし単なる引き延ばしに飽き足らなくなったんだな、音楽的観点からマルチ・マスターまで戻ってあらたな音像を構築する輩が。名を成す者も出てくる。マドンナ曲を手がけたジョン "jellybean" ベニテスなどを思い出す。
ディスコ・リミックス達人だけでなく、ハウス/レゲエ/パンク/テクノなどもリミックス・エンジニアと共闘路線を。それ、とくに英国では80年代に大12インチシングル・ブームとなったんだが、当方、すっかりハマったわけで。ここで「2度・3度とおいしく」なった。ミックス違いのロング・ヴァージョンは、もともといい曲だったものを長尺で堪能できたし、なかには元とはまったく別曲のような激しいミックス(ボトムをアップ等)を施した楽曲/あらたなトラックをプラスするのも出てきた。
https://youtu.be/bgUcDJT4b7I

http://www.sakatomi.com/iFrame_2/80_UK.html

80年代UKのベスト12インチはそこにも書いたようにエコバニ「the killing moon」all night version 。ユーロ・ディスコ前、尖っていた時代のバナナラマのモータウンカヴァー「really saying something」のジョン・ロンゴ・ミックスも最高。
売れっ子フランソワ・ケヴォーキアンによる、クラフトワーク「ツール・ド・フランス」12インチもよかった。
オールドスクールのストーンズとて時代には逆らえませんて。86年に「ハーレム・シャッフル」をカヴァー。黒人デュオ、ボブ&アールの63年曲は、たぶん幻のモッズ・バンド The Action が68年にやっていたから当時キース&ミックは見ていたのだろう、それでいつか自分らもやるつもりだったんじゃないかと想像する。で、LP『dirty work』に。その12インチシングルが凝っていた。洋の東西、スティーヴ・リリーホワイトによる London Mix /トンプソン=バルビエロによる New York Mix の両面。ジャケ・イラストがラルフ・バクシ(PVの監督だった)という豪華布陣。



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2017年08月03日

Version (take)

「グリコ」…江崎グリコの。日本を代表する製菓会社の。大阪を代表する企業といってもいいな、道頓堀のグリコ・ネオンを知らぬ大阪人はいないでしょ。で、キャラメルのグリコは_「一粒で二度おいしい」の名キャッチフレーズ。
さて、ここで「一曲で二度おいしい」曲をグリコ・チューン≠ニ呼びたくなった。

これは、もうウン十年と当方にとってのテーゼであるヨ、「ヴァージョン違い」。ある曲がヴァージョンを変えて二度・三度とおいしい思いができること。ごくごく最近も…ラジオから聞こえてきたのは当方大贔屓のスティーリーダン。曲は「FM」。やはりこれもいい曲よのぉと思って聴いていたら…ケツがなんか変。ん〜? アウトロでこんなにギターがあったっけ? ネチったらこれもヴァージョン違いがあったのだ。それは置いておいて…。

最初に気付いたのはビートルズだった。中二で買った初ビートルズはシングルの「let it be」。アルバムは、1枚なのに豪華ブックレット付きボックス仕様で高価…買えずにシングルで我慢。で、オキニのこのシングルを何度も聴いていたが、あるときラジオから聞こえてきた同曲が「変」。ギターソロがまったく違う…事を、いまはB4好きなら知るだろうが、当時の中坊には「同じ曲なのにギターだけ違う」なんてことは想像できなかった。「オレの耳はおかしくなったか?」と悩んだほど。ヴァージョン(テイク)違いということを知るまでに一年以上かかったな。
アルバムとシングルでは「違う」ことがままあることを知った。いや「かなりある」。70年代始め、FM局が台頭してきたがまだまだAMラジオがメイン。となればMONO放送に合わせて…ラジオプレイの多寡がヒットに直結となれば、アルバムでのステレオ・テイクをモノ・テイクにすること。それと長めのアルバム収録をラジオ向けに短くするのは自明の理。手っ取り早いのは途中でフェイドアウトして尻切り。AB面に分けての part 1 & 2 もあり。ほかにも_。

<イントロカット>
Guess Who "american woman"
album full length 5:15 single 3:51
 オリジナルLPテイクではアコギ一本でバートン・カミングズがひと唸りする。そこをそっくりカットしたシングル。これは分かる。作者としては無駄じゃなかっただろうが、ラジオでかけるにはこりゃ邪魔ですわ。カットして見事に全米1位。

Steely Dan "rikki don't lose that number"
album 4:30 single 3:58
 これは頭にヴィクター・フェルドマンによるマリンバ演奏が入ったアルバム・テイクで、シングルはばっさりカットされた。シングルとしては不要だがやはりアルバムのなかでは必須な音。

<中抜き>
Elvin Bishop "fooled around and fell in love"
album 4:35 single 2:58
 邦題「愛に狂って」、エルヴィン唯一のヒットは全米3位のミリオンに。自作だが歌は「渡り鳥シンガー」ミッキー・トーマスに任せた。となれば聞き物はギターソロだったんだが…シングルでは間奏ソロを切られた。


しかしこれらシングル・ヴァージョン、「二度目のおいしさ」は無い。単なる single edit であって、あらたな version とはいえない、尺を詰めただけ。潮目が変わったのは "disco" だった_。





posted by denny-0980 at 11:07| Comment(0) | Assorted | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする