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【John Buck Wilkin/in search of food, clothing, shelter & sex】
produced by Don Tweedy
( '70 Liberty)
<ー:★>
マッスル関連盤とネットで知り、ちょいと無理して入手してみたが…大ハズレ。
大半が自作だが駄作で、唯一聴けるのはカヴァー "me & bobby mcgee" だけなのだから話にならない。この人、ロニー&デイトナズのロニーなんだが、デイトナズは "little G.T.O." ヒットよりも "sandy" あたりのソフトロック系楽曲で人気が高い。ここらの作はウィルキンではなかったんだろうか。もうちょいマシな曲が書ける人かと思ったら…。
録音はマッスル/ロス/ナッシュヴィルの三箇所だった。一括クレジットなんで詳細不明だが、2曲のみプロデュース表記が違っていて john buck wilkin & john wyker とある。後者ジョン・ワイカーとはマッスル産でスマッシュヒットを放ったデュオ、Sailcat だったのでマッスル録音はこの2曲のみであろう。
マッスルでのスタジオは muscle shoals sound studios となっているがマッスル4人衆の名はなし(エンジニアにジミー・ジョンソンがあるだけ)。ミュージシャン・クレジットに見えるマッスル勢は john wyker, chuck leavell, court pickett, lou mullenix 。コート・ピケットは Sailcat の片割れ(残り二人も同盤参加だった)_セイルキャットによる仕切りだったと見るべきだろう。

裏ジャケで並べられた写真の左端、お約束のマッスル・スタジオ前での1枚。写る3人、右はジミー・ジョンソンだがふたりは…ワイカー&ピケット、セイルキャットだろうか。ふたりが "motorcycle mama" をヒットさせたのは72年。