2016年03月19日
blogDJ-#030/レイラ、その他に愛の歌もろもろ
・jim croce/ operator
from "you don't mess around with jim" 72
・jimi hendrix experience/ little wing
from "axis: bold as love" 67
・roy orbison/ she's a mystery to me
from "mystery girl" 89
・derek & the dominos/ layla
from "layla and other assorted love songs" 70
・tom waits/ grapefruit moon
from "closing time" 73
・malo/ suavecito
from "malo" 72
・devo/ mongoloid _original Stiff single version 77
・howdy moon/ for tonight
from "howdy moon" 74
・ohio knox/ pound or my dog dad for robert downey(a prince)
from "ohio knox" 71
・stealers wheel/ stuck in the middle with you
from "stealers wheel" 72
・nilsson/ without you
from "nilsson schmilsson" 71
・steely dan/ rikki don't lose that number
from "pretzel logic" 74
■大学時代の軽音部、レイラという先輩バンドがこの名でプロになったという噂だったがどうなんだろうか…。■時々に旬のアーティストが過去のレジェンドに絡んで再注目させることがあったが、このオービソンとU2のコラボほど見事に昇華された例はない_あまりにオービソンらしい楽曲とあまりにエッヂらしいギターが絶妙に融和。■ノックス兄弟/ハウディ・ムーン…ともに「この1曲」盤、この2曲をただただ聴き続ける。■日本では分の悪い?ラティーノなヒット、マロ曲。極上の天国<`ューン。
2016年03月05日
blogDJ-#029/@woodstock
・geoff and maria/ dardanella
from "sweet potatoes" 72
・geoff muldaur/ 99 1/2
from "geoff muldaur is having a wonderful time" 75
・maria mulduar/ gringo en mexico
from "waitress in a donut shop" 74
・hungry chuck/ play that country music
from "hungry chuck" 72
・great speckled bird/ bloodshot beholder
from "great speckled bird" 70
・better days/ it all comes back
from "it all comes back" 73
・bonnie raitt/ stayed too long at the fair
from "give it up" 72
・orleans/ still the one
from "waking and dreaming" 76
・todd rundgren/ piss aaron
from "something/anything?" 72
・karen dalton/ in a station
from "in my own time" 71
・bobby charles/ i must be in a good place now
from "bobby charles" 72
・geoff and amos/ small town talk
from "live in japan" 79
ウッドストック関連で。個人的に…てか、まあ日本ではこうでしょ_エイモスがメインとなる。まだまだ星くず¢Oで「硬い」と言われがちなスペックルド・バード盤…あたしゃ好きですヨ。この盤は芽瑠璃堂だったか。ジェフ&マリア盤は、上板橋の東武ストアで買ったんだ確か。マジです_当時スーパーの催事場でレコード販売もあって、輸入盤も卸しの流れ品だろう、かなりあった。成増のミドリヤではブルーサム盤【finnigan & wood】を_。
"still the one" は絶対にリンダに歌ってもらいたかった曲だがなぁ…。
ジョニ曲「ウッドストック」は、CSNYもいいがこれも好きだったねぇ。
TV出演か、しかしこれはリップ_レコード音源。
2016年03月04日
duck & bear
前ポスト続き、エディ・ヒントンがらみ話題_CDライナーに書かれていた意外なこと。60年代末に、エディはジョニー・サンドリンと組んでシングルを出していた事実。
"The Duck & The Bear / hand jive c/w goin' up to country"
side A は言わずと知れたジョニー・オーティス・クラシックだが、このシングルがメジャー Atlantic からであった。驚くね、UTにありましたワ。side B は、当方大好きな曲_早世したアル・ウィルソンが書いたキャンド・ヒート曲で、ここでは歌わずにインストですか。
https://www.youtube.com/watch?v=UCbhPEWkZdk
https://www.youtube.com/watch?v=vr2GNs7omnY
投稿を信じるならスライドがデュアンで、フッド/ベケット参加でメンフィス・ホーンズ。ふむふむ、面白い顔ぶれだ。
さてここで、ダック=サンドリン/ベア=ヒントン、なのだな。ジョニー・サンドリンはオールマンズのプロデューサーとして知られる事となった。サザンロック全盛時に、オーティスのマネージャだったフィル・ウォルデンが興したカプリコーン・レーベルで、実質的/音楽的にポール・ホーンズビィと双頭で仕切りを任された存在であった。しかし元々はふたりとも手練れミュージシャン。ふたりは、オールマン兄弟とピート・カーとで The Hour Glass として西海岸リバティ・レーベル所属で活動した。
フロリダはデイトナ育ちだったオールマン兄弟、そしてピート・カーもデイトナ出身。サンドリン/ホーンズビィもフロリダ育ち。サンドリンは、レナードスキナードと同郷のジャクソンヴィルだし、のちにクラシックス・フォーとなるメンツも皆この街だったらしい。前にも書いたが、フロリダ育ちの音楽野郎がジョージア、アラバマへと活動拠点を移していったんだな。さて戻り、ヒントンもジャクソンヴィルの生まれなんだね。デュアンや Cowboyのふたりも含め、ここらのメンバーがいかにフロリダ時代からの顔なじみであるか_マッスルショールズ、メイコンのカプリコーン・スタジオ、デュラヴィルのスタジオ・ワンと、この三つのスタジオの横繋がりはかなり深いモンがある。
http://www.electroacoustics.com/Rhythm%20Section.htm
ここを見てもらおう。当方意見としてはヒントンを凌ぐマッスル・スタジオ No.1 ギタリスト、ピート・カーが、マッスルへ来る前にはメイコン・リズム・セクションであったという事実。アワーグラス時代はオールマン兄弟がいるのでベースを持たされていたピートが本来のギター担当、ドラム/サンドリン、キーボード/ホーンズビィと、3人がアワーグラスからの流れ参加という次第。
ここで知れるのが、南部人のお約束?_渾名/通り名があるということ。
"the duck" Sandlin
"the beaver" Carr
"pops" Popwell
"the berry" Hornsby
で、ヒントンは… "the bear" Hinton だった事を今回知った。
メイコン・リズム・セクションは、メイコン仕事だけでなくもともとの地元フロリダ仕事もかなりこなしていた。たとえば、大ヒットとなったベティ・ライト "clean up woman" 収録盤だが、それも含めクラレンス・リードの仕切り盤にはその名がある。リードの大将が地元音楽界の顔役、スティーヴ・アレイモだから、アレイモとオールマン兄弟の関係などもふり返ればフロリダからのお座敷を断るわけにはいかなかっただろう。
フロリダ・ミュージシャンの名ギタリストとして知られるは、ソロ作もある Willie "little beaver" Hale 。ベティ・ライト盤ではヘイルとピート・カーともに参加だが、どちらかといえばピートの方が「リトル」じゃないか? かなり童顔なピートは本名の Jesse "beaver" Carr 名義になっている。
「 "clean up woman" のギターはリトル・ビーヴァー」とよく言われるがあの "pop-corn" guitar はピートなんだがなあ。それに、ヒントンCDライナーには「ステイプル・シンガーズ "I'll take you there" における旨み溢れるギタープレイはヒントンのものと言われている…」_これもピートなんだがなぁ…。
かの名曲=ロッド・スチュワート "sailing" 、この曲のギターはエレキもアコギも「すべて」ピート・カーによる多重なんだがなぁ…。かくも語られぬ、 untold guitarist "Pete Carr" かな。
2016年03月03日
マッスル盤162枚目
#162
【Eddie Hinton/very extremely dangerous】
produced by Barry Beckett
( '78 Capricorn)
<ー:★★>
【Eddie Hinton/very extremely dangerous】
produced by Barry Beckett
( '78 Capricorn)
<ー:★★>
(Fameでなく)マッスルショールズ・サウンド・スタジオ付きギタリストとして知られたヒントンのソロ。しかし、ギタリストとしての「弾き」はほぼ無し。ヴォーカル盤/シンガー・アルバム、R&Bマナーのホワイト・ソウル・アルバムなんだろうが…。声をつぶしたせっかちなその歌唱に当方はソウルを感じられず、まったくはまらない。正直、聴いているこちらが息苦しくなってしまう。ソングライターとしては…全10曲うち9曲がオリジナル、なかなかの曲を書けた人とは思うが。
マッスル・ホーンズ四人衆、キャロウェイ/トンプソン/イーズ/ローズ…但しこの盤ではローズが Dennis Good に差し替え。それでもそのホーンズ四人衆に、ベケット/ジョンソン/フッド/ホーキンスのマッスル・リズム四人衆がバック。つまりは Muscle Shoals Rhythm & Horn Section の8人とヒントンだけでの録音盤。
思う、この盤の唯一の魅力は「マッスル勢の素の実力」と。77年の秋口に、たぶんブッキングが空いたんだろうな。そんなら「お〜いエディ、一発やる(録る)か〜?」…だったんじゃないの。花火のSEなど若干のポスト・プロダクションもあるが、表記も recorded live at Muscle Shoals Sound Studios としているくらいだから、ほぼスタジオライヴ録り。和気あいあいというか、仕事感覚でなく仲間うちのセッションらしい滋味は感じられる。
「早録り」で知られたマッスルスタジオゆえ10曲を、1週間あれば優にカンパケただろう。
なおジャケ・デザインが当方大のひいきのコッシュだが、これまた外している。これはディレクションの失敗じゃないのか。タイトルから短絡的にセットされた写真_スパイ大作戦じゃないんだから…。音と乖離したデザイン。